6.笈ヶ岳

【 題名 】 笈ヶ岳2度目の挑戦

【 期間 】 2001/04/21(金)晩〜2001/04/22(日)

【 参加 】 M谷

【 山域 】 白山山系

【 山名 】 笈ヶ岳(おいずるがたけ/1841.4m)

【 形態 】 縦走的ピークハント

【 地図 】 1/2.5万:中宮温泉

【 資料 】 山と渓谷社・日本三百名山登山ガイド(下)

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笈ヶ岳の登山はヤブが多いため、 一般的には4月中旬から5月初めの残雪期、または11月前半に限られる。

 

--------------------[ コースタイム ]--------------------

● 4月20日(金)

会社 18:00=[〜R307〜八日市IC→福井北IC〜R416〜R157〜]= 2:30_中宮発電所着、23:30_就寝

● 4月21日(土)曇

3:20_起床−4:02_出発−4:44_貯水池−6:46_山毛欅尾山−9:00_冬瓜平 10:10_シリタカ山−10:45_稜線−11:29_笈ヶ岳_12:05−13:12_冬瓜平 15:30_山毛欅尾山−16:40_貯水池−17:17_中宮発電所 一里野温泉入浴後、鯖江市まで戻り車中泊

● 4月22日(日)晴

5:00_起床 [〜R8〜R161〜]=11:30_自宅着

 

--------------------[ 山行記録 ]--------------------

● 4月20日(金)

山道具を予めクルマに積んでおいて、会社の定時終了後に早々と出発した。高速道路・国道を乗り継いで、一里野温泉スキー場の手前で左側の林道を少し下る。 鉄塔の前に駐車スペースがあり、そこで車中泊した。

 

● 4月21日(土)

早めに起床し、ヘッドランプを付けて出発した。 階段を降りて、左側にある頑丈な吊り橋を渡る。 導水管沿いの階段に取り付くが、いきなり急勾配でたまらない。 我慢して貯水池にたどり着き、左側を通る。ここで、ヘッドランプをはずす。

そのまま、ジグザグに登山道を登る。 道の脇に沿ってカタクリの花が咲きかけている。しばらくすると、広い雪の斜面になる。 山頂直下に2人用ぐらいの小さいテントばかり、8張りぐらいあるので不思議に思うと、ツアーでお客さんを連れてきているとのこと。 山毛欅尾山からは、白山、穂高、これから行く笈ヶ岳まで見渡せた。 最初は曇り空で心配だったが、天気は安定しているようなので、 泊まり用具はデポすることにした。 薄曇りで風もないので、サングラスは付けず、素手で大丈夫だった。 長い下りになり、緩いアップダウンを繰り返す。所々、雪がなくヤブが出ているところがある。

昨年来たときは冬瓜山を通ったが、時間短縮のため冬瓜平から巻くことにした。 「ふゆうり」ではなく「かもうり」と読むから難しい。 冬瓜平は広々していてテント場に最適なところだ。 シリタカ山に辿り着くと、笈ヶ岳が間近に見えてきた。 一旦急坂を下り、三角の岩場の左側を巻く。 昨年来たときは、ここで無念の敗退をした。 あの時は4月後半だったのに、吹雪いて自分のトレースもすぐ埋もれてしまった。

稜線に出ると、ツアーの団体が笈ヶ岳直下を登っているのが見えた。 小笈のピークを越え、緩やかな尾根歩きになり、最後ヤブを払いのけて、やっと笈ヶ岳頂上にたどり着いた。 もっと岩場のような所かと思っていたが、真っ平らでのんびりできる。 団体登山者は私と入れ替わり下山していった。 地面に金属の管が埋め込まれており、蓋をあけると、記帳してあるノートが入っていた。 74歳で登った人もいた。

しばらくホッコリしていると、おじさんが1人来た。 自分の後続はいないと思っていたが、白山スーパー林道から最短コースで登ってきたらしい。 帰りは私と同行し、その人のクルマのところまで送り届けることになった。 来た道を引き返し、冬瓜平でツアーの団体を追い越した。 睡眠不足なので、休憩していると眠くなってくる。 山毛欅尾山の登りは長くて疲れる。 デポした荷物をパッキングして、下りにかかる。 雪の斜面はズボズボ歩いていけたが、雪が無くなるとぬかるみで滑りやすい。 貯水池まで戻って、ホッとした。 導水管をストック代わりにもたれるように下っていく。 吊り橋を渡って、最後の登りが終わって、長い1日が無事終了した。

-------------------[ 参考 ]--------------------

一里野温泉 700円 。露店風呂あり

 

--------------------[ 感想 ]--------------------

先週の週間天気予報では、週末は雨と諦めかけてましたが、 直前になって変動したので行くことにしました。 歩きだけの山ですが、なかなか手強いです。