蘇武岳 |
目的地:蘇武岳(兵庫県、1074m)
期日:2002年2月16日(土)
人員:K原、U田、O坂、N村
地図:
山行形態:山スキー
計画:奥神鍋スキー場――蘇武岳ピーク――名色高原スキー場下山
装備:冬山標準+スコップ4、ビーコン4、ゾンデ棒4、ツエルト1、ガスヘッドとガス。
実際の行動:
0:00 K原宅(左京区)出発
0:30 N村宅(左京区)出発
3:30 奥神鍋スキー場手前5キロ地点(駐車場)仮眠
7:30 同地出発
9:30 奥神鍋スキー場出発
10:00 スキー場頂上
13:30 夏道尾根次のポコ
14:00 蘇武岳ピーク
15:00 夏道尾根次のポコ昼食
15:30 同地出発
17:00 名色高原スキー場下(全行動7時間半)
23:00 左京区着
寸評:
天気がよかった。頂上では雲ひとつない快晴。当初日曜日を予定していたが、気圧の谷が通るということで、急遽土曜日に変更する。そのため山形さんが参加できなくなった。
地図にない林道が、奥神鍋スキー場頂上から蘇武岳まで続いている。それが若干奥山の風情をそいでいる。それでも最初1007ポコなどは林道を使わず稜線を行くが、ブッシュと急斜面で意外と時間がかかる。もちろん、はじめから林道を行ったほうが時間はかからない。
途中小さな斜面でN村、O坂が試しに滑ってみる。天気がよすぎて、南斜面の雪は重い。北斜面はいい。暑くて汗をかく。
U田さんは購入したてのビンディング(ディアミール)がよく外れ、夏道尾根次のポコで休憩。この問題はその後解消した。ピークには他の3人で向かう。
樹林限界は1050メートルくらい。頂上は白く抜けている。鳥取との県境の氷ノ山(1510m)が見える。O坂氏が次はあそこだ、と話す。鑑賞の後、ピークの直下を小さなセッピを飛び降りてスキーする。コンタ(標高)差50m。思わぬ重雪に足をとられ、3名中2名が転倒し、悔しい思いをする。まだ修行が必要だ。ビデオを撮った。
夏道尾根を下り始めるが、ブッシュはけっこう多い。それでもわずかに存在する白く抜けた斜面を嬉々として下る。微地形で、地図読みのいい練習になる。名色高原スキー場うえの林道は顕著で、それをたどってスキー場まで。名色高原スキー場は小粒ながらぴりりとしたスキー場で、急斜もあり、夕暮れ時は斜面が硬くなってなかなか楽しめる。O坂さんは登山プラブーツで、ほかの3人は兼用靴だったが、整地されたところでは、登山靴はひざへの負担が大きいようだった。(ゲレンデ外では問題ない)。
N村とO坂が歩いて奥神鍋スキー場まで車を取りに行く。帰りは国道9号養父町(上野299)の「但馬楽座・やぶ温泉」(0796-64-1000)にて汗を流す、600円。
感想:
初心者にはいい練習になるが、斜面の少なさとブッシュの多さを考えると、もう一息の山域である。スキー練習には向かない。ハイキングという感じ。標高1074mでは仕方ないか。ピークの雰囲気には、個人的に、北海道(札幌市)のわたしのホームゲレンデ無意根山(1300m)を思い出してしまった。蘇武岳のほうがスケールが圧倒的に小さいが、のっぺりした感じがよく似ている。下山時の名色高原スキー場では意外と燃えて滑ってしまった。わたしは今まで山靴で山スキーに行っていたが、兼用靴は、整地されたゲレンデでもゲレンデブーツ並に、安心してパラレルやウェーデルンが気持ちよく決まる。惜しむらくは、下山の時間が遅く観客がスキー場管理員だけだったこと。GWのビックなスキー縦走に向けて、大きな一歩を(?)踏み出せた。
改善点:
1. ビーコンの電池を山行当日、スキー場で用意したのはいまいちだった。
2. 山スキー山行はペンチ・ドライバーなどの修理道具を持っていくべき。