富士山 山スキー

2002年5月18日―19日

メンバー:K原、Y形、O坂、N村

記入者:N村平

コースタイム

5月18日

1930       京都発

5月19日

130 富士宮口新五合目駐車場(仮眠)――730 出発――1200 外輪(鳥居)着――1230       出発――1600       駐車場着

5月20日

000 京都着

 

講評:

富士山(3776m)にスキーの滑りおさめに行ってきました。

残雪スキーはいくつかルートがあるようですが、今回は一番楽かつお金のかからないといわれている、富士宮口に行きました。

天気がけっこうよくなく、スキーは視界100メートルくらいのガスの中ででした。

最高峰の剣が峰は、ガスと降雪のためあきらめ、スキーは上部の雪質がクラストしている(硬い)ため途中デポ(デポジット)しました。

アイゼンとピッケルは、天候が悪かったため、装着し、安心だった。

日が照って、雪面がやわらかいなどの条件次第では必要ないと思われます。

つらい登りを終えたのち、スキー滑降は九合五勺の標高の3600メートルくらいから、途中雪渓を乗り換えつつ、六合五勺の2800メートルまで。雪渓を乗り換える際、地図読みとルートファインディングを必要としました。

今年は雪が少なく、例年なら今回ほどルートを選ばずに滑って降りてこれそうです。

視界があまりなくて残念でした。視界があれば、富士の樹海を望みながらの大滑降になったはずです。逆に視界がなかったために、スキーを小刻みに切りながら滑ることになり、思ったより滑ることができた感じです。

また、前夜1時半に駐車場に着いて仮眠し、5時過ぎに起床というスケジュールがたたったのか、メンバーに高度障害が出ました。一人は九合目で撤退、一人はかなりの頭痛に悩まされ登山口に下山後も調子悪く(温泉に入ってようやく直る)、一人は高度障害がでてゆっくりゆっくり歩いて深呼吸をしながら順応させました。高度障害は体力に関係なく発生するという通説は、そのとおりです。

東名富士インターに出るまでに温泉を探しました。めぼしをつけていった「天母の湯」は400円と安く、設備も十全でヒットでした。

なお、N村の友人3名(スキー2、ボード1)が登山口で合流、全山行を同行しました。

こんどはぜひとも内輪を滑降したいですね。