白山 水芭蕉観賞の旅

メンバー 竹村(単独)
期日 2003年4月28日夜〜2003年5月5日
山域 白山周辺
山行形態 ハイキング
文責 竹村

記録

2003年4月28日

 白山方面に10時頃出発。天候が悪くなるとの情報で急遽大山に行くも途中の道路が工事中で断念。ならばと杉山鉱泉の温泉を楽しもうと宿に行くと「まだ営業していない。」と断られ仕方なく白峰村に入る。根倉谷園地の水芭蕉が気になり、早速に下見。今が満開で5/3,4もまだ間に合いそうでほっとする。白峰温泉総湯の温泉を楽しみ東山いこいの森の水芭蕉群生池のテントサイトで宿泊

2003年4月29日

 取立山、大嵐山、根倉谷園地で水芭蕉鑑賞する。天候が明日から悪化すると聞いていたので、大嵐山、根倉谷園地を後回しにして、取立山の後、小原経由で赤兎山に行こうとしたが道路が小原で通行止めでこれも断念。市ノ瀬ビジターセンターへ訪問し、5/3,4の事をお願いする。白山温泉・永井旅館で温泉を楽しむ。本シャクナゲが根倉谷園地で見られると聞き、帰りも根倉谷園地に寄り、本シャクナゲを観賞。一日で水芭蕉群生地を3ヶ所を訪れて満足なのだが、視覚協の方とは御一緒するのは無理だろうと感じた時、心が段々とブルーになってしまった。東山いこいの森でテント泊(夜半より雨)

2003年4月30日

 天候は朝から雨。仕方ないのでスキージャム勝山から報恩寺山を目指そうかとスキージャム勝山に到着。しかし、雨も強くこれも断念。上小池キャンプ場に出掛け、鳩ヶ湯温泉を楽しんで白峰村へ入る。別当出合への林道が15:00開通と聞いていたのでその時分にゲートを通過。別当出合の駐車場で車中泊。車のガラス窓が朝方凍り付く。

2003年5月1日

 白山登山(4:32 別当出合 9:10 御前峰 11:45 別当出合)行きはスノシュー、帰りはグリセードと尻セードを満喫。黒ボコ岩から上頂上までは強風で難渋する。特に頂上稜線では動けず、岩にしがみつく事もあった。下山後、白山温泉・永井旅館で2回目の温泉を楽しむ。根倉谷園地の最後の下見 石川県の娘の1ルームマンションで宿泊

2003年5月2日

 娘と一緒に京都自宅着(夜10時過ぎ)

2003年5月3日

 宇治ボランティアと視覚協(目のご不自由な方7名)総勢18名で宇治を9時に出発。途中、ます寿司を仕入れ東山いこいの森で昼食。最初の水芭蕉鑑賞と残雪を楽しむ。根倉谷園地へ到着。水芭蕉、ショウジョバカマ、タムシバ本シャクナゲを鑑賞の後、コーヒータイム、コーヒーの銘柄当てクイズを実施。キリマンジャロコーヒーとブルーマウンテンを当てた方がちょうど5名、当選した方に100円オカリナをプレゼント。市ノ瀬ビジターセンターに到着。まだ、時間があるということと実際の自然を楽しみたいとの希望で別当出合の駐車場へ直行。駐車場の残雪を踏みしめ近くを散策し、川のせせらぎを楽しむ。残雪の白山、心地よい冷気など、これはかなり強い印象で心に残られたようである。市ノ瀬の白山温泉・永井旅館へ戻り、温泉入浴後、山菜料理や岩魚の味噌香味焼きなどを楽しむ。

2003年5月4日

 市ノ瀬散策程度と考えていたが、昨日の別当出合のように実際の自然を楽しみたいとの要望が出され、別山へ行くチブリ尾根道を行ける所まで行こうという事で昨夜に決定。4:45 起床。チブリ尾根道の下見に行く。途中、白山展望台が右手にあるとあり、こちらに変更してはどうかと下見を開始。しかし、道は険しく残雪も出てくる。やっと白山を展望できる所に着く。タムシバの後ろに白山。赤紫のツツジもあり、なかなかの絶景。50枚以上の写真を撮影し下山。但し、このコースは採用できない。下見自体は失敗。チブリ尾根道に戻ると別山に向かう老夫婦の登山者に出合い、こちらの状況を説明するとこの市ノ瀬にも小さな水芭蕉群生地と白山が遠望できる場所があると教えて頂く。その群生地とチブリ尾根道を組み合わせる事で下見を完了。宿の前に戻り、コーヒーを沸かす。既に近くを散策する方もおられ、モーニングコーヒーを飲んで頂く。残りは休憩時の分としてテルモス2本(計2L)に用意する。朝食の後、8時過ぎから散策を開始。まずは水芭蕉群生地を目指す。しかし、急な登りが出てきて、一部の人は断念。結局、視覚協の方3名とガイド4名で水芭蕉群生地を目指す。途中倒木もあったりしたが、目的の水芭蕉群生地に到着。手つかずの自然の水芭蕉、ショウジョバカマ、野生のスミレ 、コゴミなどの山菜取りも加えて下山。ここの水芭蕉の香りは最高でした。今度は全員合流して、チブリ尾根道を行くと残雪もあり、その近くで沢山のふきのとうを採取。チブリ尾根道から河原の広場に出て休憩。コーヒーを飲み、オカリナとハモニカと歌声が湧き上がる。中には川の水を飲む人、裸足になって川の中に入る人も出る始末。思う存分にエンジョイしている。離れがたい思いもあったが、宿に戻り、市ノ瀬ビジターセンターで白山の花のハイビジョン映像も楽しんで一路帰路に就く。途中、永平寺の近く「雲粋」というそば屋さんで本格的なそばを楽しむ。各自がワサビをすり下ろして食べる本格派。沢山の思い出を胸に5時半頃、宇治に到着。

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