湯河原幕岩(フリークライミング)

メンバー 高嶋、島、田澤、廣澤、岡川、稲野
期日 2003年12月17日夜〜12月19日
山域 静岡県 湯河原幕岩
山行形態 フリークライミング
文責 高嶋

報告と所感

 ひとことで言ってしまうと、伊豆は最高でした。

 金曜日の晩は雪が降りつづいたため、すっかり観光モードになってしまい、現地まで行く気が失せ、この日は途中のサービスエリアで仮眠しました。

 土曜日の朝、下界は曇り。箱根の山を越える頃には雪が舞っていました。さすが、♪箱根の山は天下の険・・・。僕は車酔いと寒さでとても観光どころではなかったのですが、みんなはルート図よりも「るるぶ」ばかり見ている状態でした。湯河原へおりると、日差しも戻り、なかなかいい感じになってきました。それでもまだ岩へ行く気はしなかったのですが、軟弱モードを振り切って岩場に向かいました。目指すは「てんとうむしロック」。駐車場から徒歩3分?梅林の中の快適な岩場です。最初僕が一本目を登ったときには雪が舞いはじめ、どうなることかと思っていましたが、やがて太陽が照りだし、絶好のコンディションのもとで岩を満喫することができました。2時半になると太陽がかげり、寒くなりはじめました。それでもしつこくやっていましたが、最後は手の感覚がなくなるくらいでした。

次は温泉。これは(少なくとも男風呂に関しては)失敗でした。超あやしげなステンドグラス風呂で身も心も冷めてしまいました。

さてその次はご飯。最初の予定はなべでしたが、風呂に行く途中に回転寿司を発見。そこで寿司を適度に堪能して、そのうえでテントを張って鍋を楽しむという一度で二度おいしいよくばりコースに決定。風呂屋の近くのスーパーで買い物をしましたが、寝不足で気分の優れない僕は一足先に車に戻って寝ていました。

いよいよ寿司。当然予想されたことではありましたが、回転する寿司を前に自制することなどできず、腹いっぱいたべてしまいました。鮮度もよく、ねたも大きく、大将も面白くて、おまけに五月みどりまでついていました。僕と島さんはここで3千円強を費やしました。

テントを張って、第二弾ですが、鍋ではなくておでんでした。でもお腹がいっぱいで食べきれないだろうということで、おでんは翌朝まわしにし、生タコでタコしゃぶをしました。島さんお勧めとあって、絶品。わざわざ魚屋で買って、さばいてもらったそうです。そしてクリスマスの予行&僕の誕生日の前祝ということで、島さんからケーキがもれなく一個贈呈され、夜も更けていったのであります。僕はシュラフを忘れ、寒くて眠れず、またも寝不足。(木曜のミーティング以来、3日連続)

翌朝は快晴。起きて外にでると、すでに昨日登った所にはロープがかかっていました。我々はのんびりおでんを食べて、お茶を飲み、9時頃にようやく行動を開始しました。昨日はあんなに閑散としていたのに、今日はどこへ行っても人がとりついていました。反省として、「早起きは一本の得」。

最終的に「桃源郷」で一日を過ごすことにしました。ここはまさに桃源郷なのですが、残念ながら人が多くて、次から次へと団体がやってきました。一通りリードし終えると、再びテントウムシロックに戻りましたが、ここはちびっこパラダイスと化しており、子どもが登るのを子どもがビレイするという驚くような光景にでくわしました。その数も半端ではありません。そこでテントウムシロックから少し外れたところにある岩場で遊びました。ここもみんなでリードをして、名残惜しくはありましたが、時間もおしていたので下山しました。まるで小春日和といった感じで楽しく登れましたが、人の多さには少々辟易。

今日の温泉はバッチグーでした。箱根の山越えも素晴らしく、夕焼けに燃える富士山と水平線に沈み行く夕日を見ながらの快適ドライブで三島へ行きました。もちろん、目的はうなぎですが、決して僕が強引に決めたのではありません。念のため。三島の鰻屋が載っている「るるぶ」の肝心な頁は、前に来たときに破ってしまっていたので、勘を頼りに店を見つけました。僕と島さんは特上を注文し、またもや三千円弱の大枚をはたいたのでした。鰻が二層になっているボリュームたっぷりの丼でしたが、僕は食べきることができず、飢えた子羊(子○た?)たちに分け与えました。寿司も鰻も堪能でき、身も心も満たされました。

帰りは島さんが食べ過ぎた鰻を戻しそうになりながらも、草津までノンストップで運転してくれました。

今回は非常に楽しく(うるさく)、しかし全員リードを体験して、とても充実した山行になりました。

湯河原は初心者でも十分楽しめます。また行きたいところです。

グルメと温泉は上級者でも十分楽しめます。また行きたいと思います。

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