京都雪稜クラブ - 若さ溢れるオールラウンドな活動 −京都岳連加入−
メンバー | 増田 |
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期日 | 2004年1月1日 |
山域 | 山梨県 富士山 |
山行形態 | 積雪期登山 |
文責 | 増田 |
1月1日(日)午前7時:静岡県吉田町発(富士吉田ではありませんあしからず)
午前8時45分:スバルライン入口着: 午前9時30分:スバルライン富士5合目着。標高2300mとても寒いが、雪は殆どなし、観光客が一杯で韓国人の団体も見られた。お店は2,3軒やっていて、賑わっている。登山の準備をする。まず排泄をして、暖かいミルクコーヒー(350ml*2)を買って、テルモスに詰め替えて、富士山の水(500ml)を買ってザックに入れる。着替えを始めるが寒いので、車の中でやったら、狭いので腰が痛くなる。今回の目玉はデュアプレックスのオーバーズボンである。軽くしかも柔らかい、又丁度私のお腹の出た体型にも大丈夫なゆとりサイズである。これを車の中で着けるのは暑いので残しておいて、靴を履いてからズボンの上にモンベルのスパッツを着けて外へ出て気が付いた。スパッツはオーバーズボンの上から着けないとアイゼンが引っかかってしまう。着直した。窮屈な車の中でそれをやるもので、腰も痛くなるし、時間も食う。兎に角、全てそれらを車の中で着込んで外の出た。午前10時30分:駐車場を出て、富士山に向かった。予定より30分遅れた。所で、今回の山行で一つの悩みはピッケルにするか、アイスバイルにするかであった。ピッケルの方が安心感があるが、腰のことを考えると軽いアイスハンマーの方が良いと思われた。結局アイスハンマーにした。これは残念ながら裏目に出た。来年は絶対ピッケルにしよう。やはり下る時にアイスハンマーだと不安であった。行動食も飴や素昆布、チョコレートなど小物のやつを一杯持って行ったが、ほとんど食べなかった。オニギリやパンのようなボリュウムのある行動食の方が私には合っている。これからはもっとボリュームのあるものを行動食にしよう。
駐車場から6合目の取り付きに向かう、あまり人には出会わなかったが、観光客らしき人数人に出合った。登山客には出会わなかった。道は所々凍っているが、別にアイゼンはいらなかった。昨年来た時より遙かに雪の量が少ない。6合目の取り付きに着いても、雪はなく、そのまま登った。この頃から時々下山してくる登山客にぼちぼち出会うようになった。意気揚々と下山してくる人々を見るにつけ羨ましくなった。来年こそ行くぞという気にはなるが、今年は腰が云うことを聞かない。ゆっくりと登った。ストックを1本持って行ってそれを使った。6合目から7合目にかかる頃にやっと雪が出てきた。雪といったより氷といった方が良いかも、アイゼンを着けるべく、用意にかかったが、もたもたして時間がとてもかかった。風が強く寒く、じっとしているのが辛い。ここで困ったのは手袋であった。手袋はミトン式と5本指の手袋とを用意した。まず絹製のアンダー手袋をはめて、その上から指先が切ってある手袋をはめた。これが基本で、その上からミトン式にするか、5本式にするかで色々試行錯誤を重ねて、結局5本指のフリース手袋をして、その上からミトン型のゴアの羽毛手袋がベストだった。この間約30分かかった。寒い中風に吹かれながら、イライラしながらやっとそれも決まって、登り始めた。何か凄く消耗した気がする。アイゼンは良く効いたが、アイスハンマーは手に持って歩いたが何か頼りなかった。それまでストックを使っていたからなおさらだった。寒さはあまり感じなかったが、横風が急に迫って、登る途中でも振られることがたびたびあった。こんな事は久しぶりである。ゆっくりゆっくりと登った。所で、今回はゴアウィンドストッパー付きのフェイススマスクを購入したが、これと新しく買ったネックウォーマーとの組み合わせはベストで、ネックウォーマーを着けて、フリース地の目出帽をかぶってからフェイスマスクを付ければ、かなり冷たい風に吹かれても寒さは感じなかった。又、風が喉に入ってカラカラになることも上手く防げた。登って行くうちに昨年12月初めに竹村さんと来た小屋に迫った。上に鳥居のある小屋が見えた。あそこまで行こうと思った。午後1時頃にその小屋に着いた。上に東洋館が見える。晴天だったが、雲海が広がり、南アルプスから八ヶ岳にかけて高い山の頂の峰々がくっきりと見えた。写真を撮りまくった。富士山頂はかなりの風が舞っていた。とても寒そうだ。5年前のことを思す。あの時は本当に寒かった。あそこまで行きたいが、今回は無理だ。午後2時に下山予定だったが、やめにしてここから下山することにした。午後1時30分だった。2900m富士山7合5勺まで行ったことになる。特に下山時に感じた事は、アイスハンマーだとバランスが悪いと云うことである。ピッケルの方がバラスがよいと思われる。特に斜面がきついとバランスが悪くなる。腰が悪いと特にそうだ。もっと上に行けばその危険性は増す、やはりピッケルを次回は持って行くことにしよう。下る時は早い、あっという間に6合目の取り付きに着いた。後は駐車場までだが、ここでちょっと迷った。後から下りてきた埼玉から来た登山者と駐車場まで一緒した。始めてきたそうである。同じようなところまで登ったみたいであった。何回も転けるから不思議に思ったら、登山靴を脱いで運動靴にしていた。午後3時30分に駐車場に着いた。2時間で戻ったことになる。合計5時間かかったことになる。600m登って下りて5時間であった。私としてはこれで満足であった。来年は頂上まで行きたいと思う。下りの時は少し腰が痛んだ。話しながら帰ったので、帰りは楽しかった。駐車場から富士山を撮りまくった。丁度天気が良くなって。写真には絶好だった。帰る途中もいくつか写真を撮りながら帰った。午後4時20分:スバルライン入口に着いた。
午後5時:帰りに忍野温泉に寄った。1000円で温泉に浸かった。ホッとする。
午後5時30分:忍野温泉 出発。帰りの東名高速は意外に混んでいて少し渋滞した。
午後7時30分:静岡県吉田町 到着