京都雪稜クラブ - 若さ溢れるオールラウンドな活動 −京都岳連加入−
メンバー | 秦谷 |
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期日 | 2004年7月2日夜〜7月3日 |
山域 | 北アルプス 笠ヶ岳 |
ルート | 新穂高温泉〜鏡平〜弓折岳〜笠ヶ岳〜クリヤ谷〜槍見温泉〜新穂高温泉 |
山行形態 | ハイキング |
文責 | 秦谷 |
> 19:30 京都
来週土日は仕事で山には行けない。京都南から飛騨清見まで有料道路を奮発する。
無料駐車場にはテントで寝ている登山客の車が数台いる程度。
なんとか3時間は仮眠の時間を確保できそうだ。
> 24:10 仮眠
> 3:40 起床
> 4:00 出発
ヘッドランプを点けて出発したが、旅館街が途絶える頃には空が白み始めた。
> 5:10-5:20 わさび平
まだ小屋は営業を始めていない。
双六山荘まで日帰りで往復するという登山者と、しばらく抜きつ抜かれつを繰り返す。
> 7:10-7:20 鏡平
槍穂の展望台といわれる鏡平だが、あいにく槍は霧のなかだった。
> 8:05 弓折岳
ここから笠ヶ岳までは稜線漫歩。展望を楽しみたいところだがこの天気。雨に降られないだけでもラッキーと思わねば。
> 9:40-10:00 抜戸岳(笠新道分岐)
縦走路にも雪渓がところどころに残り、雪解け直後で浮き石も多く思うように進まない。
一帯ガスに包まれ、展望はない。
笠ヶ岳山荘から来たと覚しき登山者数名とすれ違う。
> 10:47-11:00 笠ヶ岳山荘
歩き始めて6時間、身体の動きが少しずつ鈍くなっている。
いくつもの岩に記された「ガンバレ」のメッセージに励まされて最後を詰める。
山荘はまだ改修の工事中。カップラーメンをすすると心なしか身体が軽くなったようだった。
> 11:08-11:15 笠ヶ岳山頂(2897)
山を始めたばかりの大学1回生のとき、山を再び始めた3年前にもここにはやってきた。
この間、山スキーを始め、雪稜に入れていただき沢の手解きを受けた。
次にここに来るときは、どんな報告を山にできるだろうか。
> 12:20 雷鳥岩
小池新道(鏡平)のルートは槍を間近に望むことができて魅力的だが、クリヤ谷のルートも焼岳に見守られて一度に笠ヶ岳山頂に突き上げられる点で捨てがたい。
時折ガスが晴れる隙に、笠谷や焼岳をファインダにおさめる。荒々しい焼岳を正面に望みながら何も考えずに空っぽになる。やっぱり山っていいな。
> 14:35-14:40 槍見温泉
登山道と平行するクリヤ谷を何度も徒渉する。ビブラムの靴底だと濡れた岩の上を歩くのは気を遣う。木洩れ日と水飛沫が交差する情景に心奪われ足を止める。
青く澄んだ水に手を触れると10秒もしないうちに感覚がなくなってきた。まだ山は雪解けが終わっていないようだ。
標高1600でクリヤ谷は滝になって落ち、あとは森の中を下るのみ。クリヤ谷登山口は温泉旅館「槍見館」の裏にある。
ここから駐車場まではアスファルトを2km歩く。
> 15:07 新穂高温泉駐車場
なんとか明るいうちに山行を終えることができた。
今回の目標は一応達成。大いに満足した。
> 17:10-17:30 流葉温泉
帰りは平湯には出ず神岡経由。国道41号線沿いの流葉スキー場併設の温泉に入る。
天井が高く開放的な雰囲気。小高い丘にあって町の展望もよい。
> 25:20 京都
食事は高山の食堂で済ませる。帰りは41号〜21号線〜8号線を使って帰った。