芦浜池(無雪期ハイキング)

メンバー Cl堀内、山形、福澤
期日 2004年10月16日〜10月17日
山域 紀伊半島沿岸 芦浜池
山行形態 無雪期ハイキング
文責 堀内

コースタイム

10月16日
京都8:30→栗東駅9:30→関インター11:00.勢和多気インター11:30→大台町12:00.13:00→紀勢町錦13:30 途中大台町で食料購入と昼食錦13:50→15:30芦浜池
10月17日
芦浜池11:50→錦13:20

感想

10月16日

生もの(肉、魚、鳥)炭3kg、お酒(各種)、銛、などを適当に分けて持つ。
錦漁港の南端から歩き始める。
狭い家々の隙間にある階段を上り、小さな浅間神社のわきを通り、細い山道を登るが、天気は快晴で暑く最初の峠までに結構汗をかいて体がえらい。
峠には新しい道が整備されていた。
ここから多少の登り下りを繰り返し、小沢を何度か渡り右に木間から時々海を見ながら進む。
南国らしく照葉樹林に包まれている中、時たまけものちゃん(イノシシ)の走るかわいい姿も見せてくれる。
2つ目の峠につき、ここで道が3つに分かれる。
左の登りが姫越山503mだが我々は浜へと尾根を下る。尾根を下りきると広っぱの一角に躍り出る。平らな原をしばらくで大海広がる芦浜へ到着した。ここからは道はないので浜を行くが芦浜池から流れ出す淡水が浜を削っていて斜面を滑り降りる。福澤氏が池に入って砂を掻くとシジミがいる。あとで採りに来ることにして、浜と池の間の砂州を東端まで行き広い空と海と山とが見渡せるところでテントを張る。
ここには四年に一度程度来ているがいつも貸し切りで、今回も広い景色を我々だけで独占する。
難点は砂州の灌木に海のゴミが漂着していて景観を損ね、全国の海岸線はどこも同じような状況かな。ハエも少し多かった。
水は3〜4分上流に大量に出ていて、酒類を冷やし、調理用の水も汲んでおく。
さてここからが今回の山行の目的である。
当然通常の山行なら時間を気にし、食料も調理法も制限があるが、今回は時間は適当、持ってくるものもかさばっても構わない。食材は町にいるときと違わないなど、自由である。
16:00、福澤氏は海に向かい山形氏、堀内でシジミ漁に出掛ける。コッヘルに二人で採るが池にはドンコ(魚)がいて足の皮膚を突っついてこそばい。小一時間で中鍋に3分の1集まった。
夕刻3人合流する。あたりに鹿の群がいて、水汲み場のあたりは鹿だらけだった。福澤氏は海の波がきつくまた濁りもあり、泳ぎだけを楽しまれた。
さて夜だが、月の無い快晴で、満点の星空、天の川も出て宴会となる。波の音と鹿の声。流木はよく乾燥し盛大な焚き火でバーベキューをした。
少し風があったので良く燃え過ぎる。
普段の山行と違い生ものを炭火で焼きうまい料理で酒が進む。
山形氏はビール、日本酒、焼酎、ワインとなんでもアルコール依存型。福澤氏はもっぱら日本酒、私は山形氏に近いかも。四方山話で夜が更け福澤氏が夢心地になる。浜に大の字2人で何とか担ぎテントに寝かす。
我々も波の音が次第に遠ざかる。

10月17日

今日は何時に起きたか分からない。 山形氏は夜明けのお日さんを見たらしいが。たぶん美しかったことと思います。
福澤氏は海で泳いだ(と思う)。まだ二日酔いである。
採ったシジミでシジミ汁を作る。
昨日まで元気だったのに南無阿弥陀仏。
うまい!しかしいっぱいあり3人で少し残った。
その後は山があるのに山登りもせずのぐうたら3人。
福澤氏は浜でお昼寝。
山形氏は浜の端まで散歩。
私は池の周りを散策。みんなバラバラ。
11:00も廻り、浜は暑く天気快晴。
砂州の木陰でもう1度シジミ汁を3人で食べる。
デザートは近くに生えてる柑橘系の実を砂糖をかけて食べる。
柚に似ていて、山形さん曰く「カラタチ」か何かの実とのこと。酸っぱい。
お昼前、浜で孫悟空の3人役で写真を撮り、名残惜しい浜を後にした。
帰り道またイノシシが歩く。猿も騒ぐで、1時間半で錦に到着。
途中温泉が無く人に聞いたりパンフレット見たりしてやっと探した。
勢和多気インター3キロ西。「大師湯」350円月水金休業。
いかにも地元だけの普段着温泉でいい味出してました。

今回は普段の山行の慰労と言うことを兼ねました。
浜は他に誰もいなかったが、少し道も良くなり、道標も整備されつつあり、メジャーになる一歩前かなと思います。
またいつか行こうと思いますが有名になれば止めよう。

△上に戻る

Copyright (C) 京都雪稜クラブ. All rights reserved.