芦生 (スノーハイク)

メンバー CL日笠、SL津久井み、湯浅、廣澤
期日 2005年1月9日〜2005年1月10日
山域 京都丹波 芦生
山行形態 スノーハイク
文責 日笠

コースタイム

1月9日
10:30生杉〜若走路谷、13:30途中で引き返し、16:30地蔵谷方向の林道泊
1月10日
10:30林道〜14:30生杉

所感

 1月の3連休で、最初は瑞絵ちゃんと吉田の岩場に行こうと計画していたが、人数がそろわなかったので、急遽湯浅さんも誘って話していた雪の芦生に行くことにした。したけど、雪山の経験がほぼ全くないので果たして行っていいものかよくわからなかった。誰がリーダーになるかという話しをしたとき、雪のないときに行ったのはわたしだったのでわたしになった。一応、会長にもいいか聞いてみたら、いいんちゃいますか、自己判断で・・・とのこと。会長も予定あり、堀内さんに道のことを聞きがてら、お誘いしたら振られ、ほんまにわたしがリーダーか?と思いつつ計画段階で地図読みで行ったルートを思い出し、エアリアの時間の1.5倍〜2倍とった。地図読みのときは道でないところも歩いたから、道は比較的楽なんではないかなと思い、「雪山登山」の紹介のところも読んで雪崩がなくて、ピッケルやアイゼンが不要なのでいけると判断した。

 楽チンに歩くために瑞絵ちゃんとわたしは、スノーシューを借りることにした。瑞絵ちゃんがいろいろ調べてくれてモンベルの会員なら一日1000円とのことで、前日から借りたらなんでか3日で2500円だった。湯浅さんはわかんを購入した。それから週末は寒波がきて日本海側に大雪がふるとのことだった。

 秋までは冬山はやめとこうと思っていたのにプレ冬に行って、どうしたいのかよくわからないままに冬山道具を買って、こんなにお金を使ってこの先続けるんかな、と思いつつ年末に衝動的にスタッドレスを履いてからあほちゃうかと自分で思いつつ、雪に備えて悩んでタイヤチェーンを購入してここの時点で何かの糸が切れた。


1月9日 雪ときどきくもり

 廣澤さんも参加し、車はぎゅうぎゅうでみんなおなかに荷物を抱えて出発した。坊村を越えて梅ノ木で左に曲がってしばらくしたら道は白くなったけど、さらのスタッドレスで快適に生杉についた。生杉のバス停で2パーティほどスパッツを着けたりして準備している人たちを見た。われわれは除雪してあるぎりぎりのところに車を止めた。もうひとつ、4人組の男女のパーティもいた。瑞絵ちゃんとスノーシューをはき、湯浅さん、廣澤さんはわかんをはき、雪の中林道を歩き始めた。途中で地蔵谷の方へ行ってから三国峠に登る短縮ルートをとるかという話しになったけど、せっかくやし若走路谷から行こうという話になり、4人組パーティとお別れして谷へ入った。交代してラッセルし、何度も小さな沢を横切って等高線の緩いところはなんとか進んだ。地図を読んでいるつもりでも赤いリボンのリードを確認して安心した。途中で尾根が目の前に来たとき、リードが左の斜面にあるのを廣澤さんと瑞絵ちゃんが見つけてあっちかな、といったけど、そのリードがみつけれなかったわたしは納得できず谷の方とそれると主張し、そっちにすすむことになった。少し行ったところでラッセル中に雪を踏み抜き足を沢につっこんで、抜け出すのにエネルギーを使った。その辺で時間が13時半ごろで三国峠を目指し進んだところでテントを張るか、引き返して湿原の方を目指すか選択しようと廣澤さんが提案した。積雪のため、思ったのより倍の時間がかかったこともあり、道が定かでないこともあり、三国峠はやめようということになり引き返し始めた。林道まではラッセル跡がありなんなく戻れた。駐車場にたどりつく林道にさっきばいばいした4人組がいて、先100mあまりで行くのをやめて遊んでいた。結局生杉でみたパーティには出会わなかった。すぐにトレースはなくなり、道なのははっきりわかっていたからすっかり地図を読まなかったため、目的地の東屋までの距離がわからず、何度もカーブを曲がるたびに見えるか、見えるかと期待したけど着かなかった。スノーシューでわかんの二人を横目に快適に歩く予定だったのに、スノーシューはずぼずぼ雪にはまり、足を持ち上げるとき思い切り雪を載せてくるので足のトレーニングみたいになった。途中で廣澤さんが荷物を置いて先まで見に行ってくれた。引き返してきてやっぱり見えないとのことで、明日先にすすむのは本当にあきらめて、少し戻って杉の林の下に時間ぎりぎりでテントをはった。いろいろ反省もあったけど、三国峠をやめて雪山のお泊りを楽しむことになった。

 晩御飯は湯浅さんが用意してくれたちゃんこ鍋をおなかいっぱい食べた。湯浅家の杵つきもちは本当においしかった。それから廣澤さんが持ってきてくれたトランプでババ抜きや、大富豪をした。瑞絵ちゃんは全くポーカーフェイスができず、ババがきたのが丸わかりだった。大富豪で不本意にもど貧民になったわたしがテントを持って帰って干すことになった。瑞絵ちゃんは運良く大富豪になり風呂でソフトクリームをおごってもらう権利を手にいれた。夜、廣澤さんが掘ってくれたトイレに座ってぼーっと明るいテントの方をみると、暗闇に対してテントは本当に小さく、少し怖い感じがした。女同士で山に入ってはいけないと細木数子が言ったのをまた思い出した。4人だからなんともないけど、一人はとても無理だと思った。杉にたまった雪がどんとテントに落ちてきたとき最初は山手から雪崩がきたのかと心臓がとまりそうになったけど、2回目からはテントにたまった雪が落ちてよいくらいに思えた。夜間は結局雪かきに出ずにすんだ。

スノーシューvsわかん。イザイザ出発ッ!!!

スノーシューvsわかん。イザイザ出発ッ!!!

林道まではラッセル跡がありなんなく戻れた。

林道まではラッセル跡がありなんなく戻れた。

エッさホイさ、エッさホイさ。三国峠をやめて雪山のお泊りを楽しむことになった。

エッさホイさ、エッさホイさ。三国峠をやめて雪山のお泊りを楽しむことになった。


1月10日 晴れ

 朝6:30に起床して湯浅さんがスープパスタを作ってくれてまた苦しいほど食べた。晴天のなか10:30に出発し、トレースにそって林道を引き返した。道や山がきらきらして本当にきれいだった。途中右手に広い明るい雪の原っぱがあって、雪にまみれて遊んだあと、そこでティータイムをすることになった。ゆきのテーブルやベンチを作って廣澤さんがあんこパンケーキを焼いてくれた。あんな重いものを持ってきてくれてありがとう。朝あんなに食べたくせにまたかなり食べ、車まで戻った。車には30cmくらい雪が積もっていたけど、結局チェーンは使わず風呂に向かえた。

反省

 2月や3月の芦生にも行ってみたいと思う。装備や下調べなど準備をしてくれた瑞絵ちゃん、ごはんの下準備全部してくれた湯浅さん、実質リーダーをしてくれた廣澤さん、ほんとうにありがとう、楽しかったです。また行きましょう。

明けてとっても好い天気。トレースにそって林道を引き返す、道や山がきらきらして本当にきれいだった。

明けてとっても好い天気。トレースにそって林道を引き返す、道や山がきらきらして本当にきれいだった。

2月や3月の芦生にも行ってみたいと思う。

2月や3月の芦生にも行ってみたいと思う。楽しかったです。また行きましょう。


△上に戻る

Copyright (C) 京都雪稜クラブ. All rights reserved.