石徹白 笠羽谷〜銚子ヶ峰(山スキー)

メンバー ハタヤ
期日 2005年4月24日(日)
地域・山域 岐阜県 奥美濃 銚子ヶ峰(1814m)
ルート 白山中居神社〜白山登山口〜笠羽谷〜銚子ヶ峰 を往復
山行形態 山スキー

コースタイム

4月24日(日)天候:快晴

 0:00 京都出発(京都南〜郡上八幡 有料道路)
 2:00 東海北陸道PAにて車中泊
 4:30 起床
 4:45 PAを出発
 5:40 白山中居神社より1.0km北方地点にて駐車
 6:00 出発
 6:10 出発点より500m北方の林道にて自転車をデポ
 7:30 白山登山口
 8:40 1200m地点にて徒渉、以降スキーを履く
 10:20 1784P
 10:50-11:00 銚子ヶ峰(1814m)
 11:20-11:30 1784P
 12:00 1200m徒渉地点、以降スキーを担ぐ
 13:55 自転車を回収
 14:00 駐車地点

所感

 3月末で石徹白の山スキーも終わりと思っていたが、先週野伏ヶ岳が快適だったとの話を聞いて、今シーズン登り残していた石徹白の北部の山を目指すことにした。
 今回、アプローチを楽にする新たな試みとして自転車を使えないかと考えた。
 林道が除雪されていて、ゲートが閉まっているときにとぼとぼ歩くのに比べると、帰りが俄然楽になるからである。
 まずはお試しということで、いつもの通勤のパートナー(※ママチャリ)を連れて行くことにした。

4月24日(日)天候:快晴

 白山中居神社の1.0km先で落石がひどくなったため車での前進をあきらめいよいよ自転車に切り替える。しかし時間帯が早いため路面は凍結しており(駐車地点の5:40時点の気温:-2度)、残雪も路面に中途半端にこびりついているため500mも進まないうちに乗り捨てざるを得なかった。
 白山登山口までは残雪の上に堆積した土砂あり、路面凍結ありで微妙に進みにくくスキーは担いだ状態。母御石谷分岐北方の登山道分岐付近で林道の崩壊箇所があり、斜面を直登して巻く。ここでピッケル&アイゼンに切り替える。ヘアピンを通過した標高1200m付近で沢を徒渉、尾根に乗り換えてようやくスキーを履く。
 笠羽谷も雪で埋まってきたところ、ほどなく笠羽湿原らしき平原に到達。石徹白の山々から白山方面も望める。テントを張って日没・日の出をじっくり眺めたい場所だ。ここから稜線までが意外に長い。無風の快晴で残雪の照り返し。動かなくても汗ばみ、ややばて気味に悪態をつきながら登る。
 1784Pでスキーをデポして銚子ヶ峰を往復する。稜線は雪庇が崩壊寸前、登山道はところどころ露出、藪も顔を出し始めておりややうるさく感じられる。銚子ヶ峰から見る一の峰・別山の存在感は圧倒的。白山の本峰は別山に遮られて見えない。願教寺山から野伏ヶ岳に連なる山々を来シーズンこそスキーで縦走したい。
 1784Pに戻っていざ滑降開始。時間帯も正午近く雪も緩んできてきわめて快適。笠羽谷をまっすぐ下りてしまうとすぐに雪が割れてしまうため、左岸をトラバース気味に下りていく。登りで2時間半かけた区間を15分で滑り降りる。登りで徒渉した地点に予定どおり戻り、以降スキーを担ぐ。
 何度か残雪を踏み抜いて難儀しながらも、春を感じながら林道を歩いた。

 白山登山口までの林道はまだ除雪が届いていなかった。今年は例年なく雪が多そうだ。
 GW以降、路面の雪が溶けてくれれば、別山が日帰り圏内で見えてくるかもしれない。

白山登山口。除雪はまだだった

白山登山口。除雪はまだだった

笠羽谷源頭の様子

笠羽谷源頭の様子

野伏ヶ岳・薙刀山・日岸山。石徹白の山たち

野伏ヶ岳・薙刀山・日岸山。石徹白の山たち

別山が大きかった

別山が大きかった

1784峰から滑り出した

1784峰から滑り出した

次回こそ、自転車の機動力を試してみたい

次回こそ、自転車の機動力を試してみたい


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