京都雪稜クラブ - 若さ溢れるオールラウンドな活動 −京都岳連加入−
メンバー | iku、T、K、N(友人) |
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期日 | 2005年5月31日〜6月2日(火〜木) |
地域・山域 | 群馬県 尾瀬 |
山行形態 | 無雪期ハイキング |
地形図 | 山と高原地図 14 尾瀬 |
文責 | iku |
京都駅6:15集合
乗車時間:3 時間 58 分 総額:18,010 円 距離:660.0 km(所要時間:4時間 32分)京都 のぞみ102号 06:31〜08:46 [135分] 513.6 km 9560 円 指5540 円
東京 Maxとき311号 08:56〜09:54 [58分] 105.0 km 指2910 円
高崎 上越線(水上行) 10:18〜11:03 [45分] 41.4 km
沼田 関越タクシー(0278-24-5151)小型15800円 11:15〜12:30 鳩待峠着
鳩待峠13:00発→山ノ鼻14:30→牛首分岐→龍宮小屋17:00着・泊
龍宮小屋5:00起床7:00発→下田代十字路7:55着→温泉小屋(荷物を置く)8:45→平滑ノ滝展望台9:10〜9:15→iku、kで三条ノ滝10:00→平滑ノ滝展望台10:30→温泉小屋→下田代十字路(昼食)11:30〜12:30→沼尻(昼食)15:00着→大江湿原16:00着→長蔵小屋16:30着・泊
長蔵小屋起床6:50発→三平下→三平峠7:45→一ノ瀬休憩所(食べられる)9:15→大清水10:15タクシー乗車→わたすげの湯11:20着(風呂・食事)12:30発→吹割の滝→沼田13:30着13:55発→上野(解散)iku東京( 谷塚4:30)・他は京都まで
子どもがまだ小さい頃、子ども連れでいろんなところに出かけていた。私は子どもが中学に入ったころ、今のところに引っ越しをした。そのころから、子どもは親と一緒に行動するのをいやがり、付いてこなくなった。それ以来「楓会」と名付け、私たち母親だけの旅行をするようになった。最近は観光旅行に食傷気味になっていた私は、「尾瀬の水芭蕉を見にいかへん?」ということでプランを出してみた。私は観光気分の延長でのプランだったが、他のメンバーにとってはかなりの気合いがいったようだ。ザックをしょって山道を3日も歩くという経験が二人は初めてだった。一人はお遍路歩きをしているので問題は無かった。紆余曲折があったが、最終的には行って来られて、みんなからはとても感謝された。私も水芭蕉の季節に行けてとても嬉しかった。次回3回目はぜひ秋に行って今度は燧ヶ岳に登りたい。
今回は新幹線を使用、小屋泊まりで6万円ほどの費用がかかったが、山にたびたび行きたいと思うともう少し格安計画にしないといけない。車で上手く入山でき、テント泊でのコース設定を考えねばならない。
尾瀬は、閑散としていた。例年よりも山道に雪がたくさん残っていて小屋の予約もキャンセルが出たらしい。尾瀬ヶ原には雪は全くなかったが、鳩待峠への入山と大清水への下山(三平峠まで)、そして三条の滝への登山道にはだいぶ残っていた。水芭蕉は、鳩待峠から山ノ鼻の途中や他にもあるが、なんといっても中田代と下の大堀川の雪の被った至仏山をバックにしたビューポイントが最高に美しかった。これも、至仏に残雪が多かったお陰だ。初日に竜宮小屋に泊まったのは、ゆっくり水芭蕉を堪能できよかったと思う。
小屋は有名な長蔵小屋と2泊だったが、長蔵小屋ではスケッチツアーの中年女性が団体で占拠していた。大きい小屋なので、たくさんの人が宿泊していること自体は問題がないのだが、この女性たちがやかましい。部屋でも食堂でも大声で話し笑う。何という耳障りなことだ。同じおばさんグループの私たちは「人のふりみて我がふり直せ」と大いに反省したしだいである。こういうことに遭遇すると、せっかく歴史のあるいい雰囲気の小屋でも、興ざめしてしまい、いい印象が薄れてしまう。反対に竜宮小屋の小規模な落ち着いた雰囲気が、より一層際立ってよく思える。
私は、今回間際になって東京在住の夫の叔母が危篤状態となり、気になりながらも行ってしまった。やはり、一泊めの竜宮小屋に訃報が入り、日程はこなせたが帰りは上野駅でみんなと別れ、東京に向かった。叔母は99歳、一人暮らしで子供がいない。自分の家で最後を向かえた。そして私が尾瀬のスケジュールを終えるまで頑張って待っていてくれた。この叔母は明治の女性の気丈さを持った人で、私は常日頃見習いたいと思っていた。
話は逸れてしまったが、今回の尾瀬はいろいろあったが行けてよかった。それも気の合う人との、のんびり歩きは気持ち的にも癒される。山に縁遠い友人たちだが、これからもまた行きたいと言っている。
帰ってから、何度も何度も眺めても飽きない尾瀬の写真。夏のにぎやかさとは正反対の閑散とした尾瀬ヶ原。水芭蕉が咲いても、まだまだ夏の花は芽吹いてもいない。こちらのちょうど3月頃だろうか。鳩待ち峠や大清水がちょうど春爛漫の新緑で、尾瀬ヶ原の春はこれからといったところだった。かなり遅い春を迎えようとしていた。これが、6月の半ばになるともうだいぶ様子は違うのだろう。
尾瀬はリピーターが多いというのは、いついっても同じ尾瀬には出会わないからだろう。私もまた行ってみたい。とりあえず、今年の秋に訪れたい。
尾瀬は最高!!