京都雪稜クラブ - 若さ溢れるオールラウンドな活動 −京都岳連加入−
メンバー | タザワ・ヒカサ |
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期日 | 2005年7月15日夜〜7月18日(金〜月) |
地域・山域 | 長野県 北アルプス 後立山連峰 |
山行形態 | 無雪期縦走 |
ルート | 八方尾根〜五竜岳〜鹿島槍ヶ岳〜爺ヶ岳〜扇沢 |
高速代(京都東−豊科)¥7350×2+車代¥14100+食費¥2000+八方駐車場代¥1500+八方ロープウエイ代¥1600×2+テント場代(唐松+冷池)¥500×4+バス代(扇沢−信濃大町)1330×2+電車代(信濃大町−白馬)¥480×2+タクシー代(白馬−八方)¥1090+水代他 一人約22000円
冬に岩岳スキー場で、白馬、五竜、鹿島槍の山並みを見た。3月の3連休に会の人たちがそこの山域に行くことになっていたが、わたしはいけなかったのでうらやましかった。ほんでタザワさんが、そこらにまだ行ってないとのことで夏だしご一緒できることになった。
最初、不帰3峰に行きたかったが日程的に難しいとのことで2回にわけることになった。
梅雨前線がちょうど上にいて、2日目雨ならキレット越えをあきらめる覚悟でスタートした。唐松はプレ冬で行ったので知った道だったけど、クワッドが動いてるので40分歩行を短縮して前より楽チン。(ゴンドラ+クワッド2回+10kg以上の荷物で1600円)冬装備以来の泊まりなので夏山はこんなに荷物軽いのか。雨がときどき降るけどお花観賞しつつしゃべりっぱなしで唐松到着。たまにガスがきれるけど、不帰3峰は見えず。五竜に向かって出発し、予定の時間でテン場に着いた。サムイ。きれいだけどトイレが遠い。ごはんはエスプレッソパスタでα米はやめてみた。わりとおいしいし、共同のコッヘル省略で共装が減ってよい。ほんで用意も楽ちんで安い。ただ、全く別々に作って食べるので、よそさんから見たら仲が悪いみたい見えるのが難点。さらピンのテントも気のせいか結露しててもさわやかな感じで6時就寝。夜は風が強かった。"
2日目、ガスがかかっているけど、雨なしにて予定通りに出発。五竜より向こうは岩岩していて下りで神経を使って疲れた。あー、この先大丈夫かなと思いつつG4、G5はこれかあれかとしゃべっているうちにキレット小屋に到着。それから先ははしごとか、落ちたら死ぬってところが何箇所かあったけど、下りよりどうもなく通過。二人して一生分の屈伸運動をした気分になった。鹿島槍の北峰も一応踏みに行って南峰を通過。気のせいか、大きな雪渓があるところは寒い。五竜はいつでもガスの中だけど、立山、剣の方はよく見える。鹿島槍の向こうはたらたらした稜線で楽チンだけど、長くて疲れた。その頃には天気は回復して、とにかく雨が降らなくて助かった。日頃の行いがよいはずだ。稜線をはさんで東側はすごい湯気の中、西はくっきり天気でおもしろい。冷池山荘は、テン場と小屋が5分くらい離れていて、これまたトイレが遠い!!テン場にトイレ用意してくれー。お月さんが明るすぎて、落ち着いてようを足せない。またご飯を別々に作って仲良く食べた。ペミカンは2日目だけど腐ってなかった。ビールを飲んで7時に就寝。タザワさんの寝つきはすばらしい。
3日目、晴れ。爺が岳に向かう道は昨日と変わってお花談義をしながら景色を堪能。最初は鹿島槍の向こうに五竜が見えることを期待しながら歩くが、顔見知りになったおじさんに五竜は見えないと聞いて、地図を見て納得。途中から雷鳥探しに切り替えて歩く。爺が岳付近でなんともかわいくない声のグエーと鳴く雷鳥の声をはっきり聞いた。その後、遠くに茶色のシルエットは見たものの、雷鳥と確信がもてないまま見たことにした。酉年に鳥を見てこれでさらに?運気があがるはず。爺が岳からは針の木、蓮華それから槍、穂高の稜線を見て下る。年をとってから二人で種池から蓮華をつないで、北の白馬の稜線や、南の穂高の稜線を見て「あそこもあそこも行ったなあ」と語らう予定になった。
種池から扇沢まで天気を惜しみながら一気に下った。扇沢はあついー。ソフトクリームを一気食いして臨時バスに乗った。信濃大町から白馬まで電車の中で、歩いた稜線を見てもう一回山を楽しんで車を回収に行った。
軽いけど、テントを持って成長を感じることができた縦走だった。タザワさんとの楽しいおしゃべりがしんどさを吹き飛ばしてくれた。彼女の次から次へと出てくる経験談は底がつきることがなく、さすが○け組みあっぱれだ。あーほんまに楽しかった。タザワさんどうもありがとう、不帰3峰もよろしく。
天気も大きく崩れることなくなりよりだった。五竜−鹿島槍間も危険個所には真新しい鎖が取り付けられており、思ったより怖くなかった。天気がよければ問題ないと思う。ただ岩が脆かったので、自分が落石を起こしそうで緊張した。高山植物も花真っ盛りでいたるところにお花畑が広がり、雲の切れ間からは剱を始め立山の山々が見え、まさに夏山(ヤマケイJOYにでてきそう)を感じさせる気持ちのよいコースだった。ヒカサさん、お世話様でした。