北アルプス　双六岳（無雪期ハイキング）

コースタイム

9/22

(21:00)五条川端発→(25:30)新穂高着→(26:00)寝る

9/23

（5:00）起きる→(6:50)新穂高発→(8:10)ワサビ平着→(12:00)鏡平着→(15:45)双六小屋着→(18:00)夕食→(20:00)寝る

9/24

（3:00）起きる→(4:10)朝食→(5:10)双六小屋発→(5:40)ご来光→(7:00)双六岳着→(7:40)双六小屋着→(8:30)双六小屋発→(10:05)鏡平着→(12:35)ワサビ平着→(13:20？)新穂高着

△上に戻る

感想

コウ

記念すべきこの雪稜に通うようになってから、初めてのアルプス山行は、計画が決まるまでいろいろと難航していましたが、ようやく無事に終了しました。予想を裏切って、紅葉が見られなくて少し残念でしたが、二日間、殆どの行動時間には、とてもいい天気に恵まれて、難なく楽しい山登りができました。それに、360度の素晴らしい展望をも満喫してきました。常念岳など、東側から槍ヶ岳、穂高連峰への眺めはもとより、比較的にポピュラーでない西側からはより険しく見えると聞いていました。今回は初めて西の方から迫ってくる槍ヶ岳を見ることができて、まさにその通りで、なかなか迫力的でした。絶景を見たら、写真を撮らずにいられなくて、何度もタマダさんとキムラさんに待たせてしまって、すみませんでした。

△上に戻る

キムラ

出発前は本当に不安で一杯でした。コウさんからは、去年山で滑落して、ヘリコプターで運ばれた話を聞いていたし、前日のミーティングでの会員の事故の話を聞いてからはほとんど真っ青でした。リーダーのタマダさんの「今回は危ないとこはないから」という言葉にも少し半信半疑で、もしかしたらタダでは帰って来れないかもしれない‥という気持ちで出かけました。ところが、今回の双六岳という所は、落石しそうな所はほとんどなく、ここを歩きなさいというような印しが至る所に付けてあり、天気も快晴で、拍子抜けする程危険はなかったです。なんといってもそれが良かったです。体力的なことも心配していましたが、以外と大丈夫だったように思います。始めて見た雲海、こんなに美しい所があるのかと思った鏡池、ご来光の時の山々が目に焼き付いています。今回の私の一番の失敗は晩ご飯だと思います。考えうる限り荷物を軽くしようと、乾燥食品のクリームシチューに、３分でゆで上がるペンネを入れて食べたのですが、ペンネがすぐにのびのびになり、あれはまずかったです。それに比べると、タマダさんの朝ご飯の雑炊やデザートはとてもおいしく、反省しました。最後に、初心者の私に快く付き合って下さった、タマダさんとコウさんに心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。

△上に戻る

タマダ

9/22

深夜に新穂高に到着。無料駐車場を探すが、暗くてよく分からない。仕方なくロープーウェイ駅近くの駐車場に車を停め、そのまま車内で仮眠する。寒い。

9/23

朝、先ずは荷物の準備。なぜか雨具が見当たらない。冷たい雨の中ゴミ袋をかぶる自分の姿が脳裏によぎり、かなり萎える。とりあえず傘を持って上ることにする。 登山センターで登山届けを記入し、車を無料駐車場に移してから出発。睡眠不足のせいか、登りは結構つらい。歩荷練習のつもりで、缶詰2〜3個を荷物に入れたことを後悔する。
途中の山小屋で雨具を売っていないか確認するが、どの小屋にも置いていない。ビールはジョッキで用意しているにもかかわらず。
稜線に上る頃には疲れが溜まり、休憩中には一瞬意識が飛ぶ。一日中快晴であったが、天場に着く頃には少し雲が沸き、視界が悪くなってきた。晴れていれば樅沢岳に登り、夕日に燃える槍ヶ岳の写真を撮りたいと言っていたK氏には申し訳ないが、これ以上歩かなくても良い事を、山に感謝する。
　テント内にて、荷物の底からレインウェアを発見する。忘れたのは雨具を入れることではなく、入れたことであった。
お茶を飲み、夕食を食べ、寝る。やはり寒い。

9/24

　冬山よりも早く起きる。朝食を済まし、テントを残したまま、双六岳往復に出発する。途中でご来光を迎える。
　天場に戻り、テントを撤収し、来た道をてくてく帰る。おじちゃんおばちゃんの団体が目立つ中、大きなリュックを背負い一人で歩く、若い女性数人とすれ違ったのが、印象的であった。途中で行動食が底をついたこと以外は、何事もなく新穂高に帰りつく。
　新穂高で700円もした温泉は、値段のわりには普通であった。高山で食べた牛丼とみたらしは、美味かった。