南紀 小口川 滝本北谷

山行名 南紀 小口川 滝本北谷
メンバー L:A木の(文) ふっちー
期日 2007/5/16
山域・ルート 南紀 小口川 滝本北谷
山行形態 沢登り

コースタイム

5月16日
起床(7:30)→林道終点から筆藪滝の所へ入渓(8:30)→部屋滝上部のナメ(9:30-40)→屏風滝(10:55→11:10)→亀壷の滝(11:30-12:35)→比丘尼滝(1:50-2:00)→取水堰堤−遡行終了(2:30-2:50)→滝本集落へ下山(17:00)

記録

5月15日

ふっちーの実家の車を出して貰い、十三駅でピックアップして貰う。阪神高速から近畿道への入り口をすっ飛ばして下道を一路R168へ。ここで問題発生。崩土の為夜間通行止めとの表示。これに西吉野で気付き、わざわざ高野龍神スカイラインを通って滝本へ向かった(後で調べると簡単に迂回できた模様)。大幅に時間を食い、滝本の集落に到着したのは十三を出て約6時間後だった。南紀は北アより遠い。。。

5月16日

車中で3時間程仮眠を取った後起床(本当はもっと早く起きるつもりだった気もする)車を降りると少々肌寒い。「南紀は3月でもうポカポカですよ!」と言ってたSさんに嘘つき!と(心の中で)毒付きながら遡行準備、林道終点から入渓するとそこが筆藪の滝。苔の付いた石が雰囲気を出す中、広い釜を持つ綺麗な滝に見惚れるが、直登は無理で左から杣道(各々の滝への案内板が付きトラロープ等で整備されているが決して一般道ではない)を使い巻く。
越前谷から掛かる猿手滝を見て谷は左折し、両側からハングした岩壁が迫るゴルジュの先に鎮座する部屋滝を拝んだ後、一旦戻り猿手滝の右側からトラロープのある杣道を辿り巻く。そこから先は明るく開け、美しいナメが続く。優美な留湾滝を超えるとまた一枚岩のナメに新緑が映える。気温も上がってきて、半袖で感じる爽やかな空気が心地よい。30Mケヤキ原滝を左岸の岩壁沿いに巻くと一枚岩を垂直に流れ落ちる端正な屏風滝が現れ、左岸からの支谷手前から巻く。すると亀壷ノ滝の下、名前の謂れとなった深い神秘的な淵に出る。
ここでふっちーが水中眼鏡を取り出したのがコトの始まり。結局一時間以上かけて次来る時のネタ作りに興じる(詳細は今度この沢へご一緒する時のお楽しみって事でよろしくお願いいたします。本当お疲れ様でした>ふっちー)。気を取り直して出発すると、この沢のハイライトと言われる光景が慰めてくれた。所々にエメラルドグリーンの小淵を持つ美しいナメが緩やかな湾曲を繰り返し続いてゆく。心洗われるひととき。そこを越え平凡な川原歩きとなってもこの谷の穏やかな美しさは減じない。魚影は終始濃く、それを狙うシギであろうか、大きな鳥も舞う。やがて再び立った壁が出てくると、名のある最後の滝・比丘尼滝。トラロープのある巻き道が少し崩れてて嫌らしいが、右から巻き、小規模のナメが余韻を演出してくれた後、取水堰堤で遡行打ち切り。下山は、ネットで確認した通りに下っていけば間題ない。2時間程で滝本集落へ戻る。

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