京都雪稜クラブ - 若さ溢れるオールラウンドな活動 −京都岳連加入−
山行名 | 上越 湯檜曽川本谷 |
---|---|
メンバー | L:I野(文) F澤 N村 H笠 K藤 F上 Y田 M(下京山岳会) |
期日 | 2007/9/1 〜9/2 |
山域・ルート | 上越 湯檜曽川本谷 |
山行形態 | 沢登り |
出発7:35→武能沢出合8:45→遡行開始9:12→湯檜曽川入渓9:16→魚止ノ滝9:20→赤淵10:55→ヒョングリの滝11:28→3段30m大ナメ12:00→十字峡13:40→抱返りの滝14:00→七つ小屋沢出合14:53→10mの滝15:32→6+7mの滝14:35→3段40mの滝16:00→泊地17:40
起床5:00→出発7:00→二俣1390m地点7:40→稜線1930m地点10:00→ 朝日岳10:25→下山14:10→温泉→京都23:00
この沢へは今年の春から行きたいと思っていた。一つは写真を見て綺麗だったのと、もう一つは谷川岳に以前から憧れていたからだ。
谷川岳へは昨年岩登りで行こうと計画したが流れてしまった。
谷川を代表する沢の一つとしてあげられていたので、とりあえず沢登りで行ってみようと思った。
8月29日あたりから雨が続いていて週間天気予報を見るとずっと雨になっていたので無理かなぁと思っていたが、木曜の夕方に調べてみたら30%まで確率は下がり曇りになっていた。これは行けるかも?と思いモチベーションが上がった。SLのF澤さんと相談してかなり増水してるかもしれないが現地へ行って判断しようということになった。
この日は会社の先輩の送別会があり、京都を23時10分発にしてもらった。上越で遠いのに本当にすいませんでした。F澤号とM号で京都を出発して翌日6時半に一の倉沢出合の駐車場に到着した。
そこには憧れの谷川岳がドカーンとそびえたっていた。これがあの恐ろしい谷川岳か!!相棒のH笠さんと興奮した。しばらく岩を眺め、沢の準備をして、1台を土合登山口駐車場へ置きに行き、7時半過ぎに出発した。沢沿いの新道を歩いて武能沢出合まで進んだ。出合に到着すると我々以外に2,3パーティいた。やっぱりメジャーな沢だけに人が多い。今日はテント場がとりあいになりそうだ。
武能沢を下り本流に入渓してしばらく行くとすぐに魚止の滝に遭遇した。前のパーティが丁度登っているところだった。順番待ちをしてさぁ我々。30メートルロープをだして張った。滝の左側から登る。残置ハーケン・スリングが無かったらけっこう厳しかっただろう。今日は8人なので時間がかかる、全員登り終えるまでに40分ほどかかった。そして先に見えるゴルジュを右岸から巻いて穏やかな沢へ戻った。しばらく河原・ナメを歩くと大きな釜を持った小滝に遭遇し泳いで滝に取付いた。そしてしばらく行くと赤淵に遭遇。赤淵は泳いだほうが楽しいとA木君からアドバイスを貰っていたので、F澤さん以外みんなで泳いだ。しかーし、上手く泳げず前に進まないので、お助けザイルを出すなどけっこう大変だった。でも楽しかったなぁ〜。そしてヒョングリの滝に遭遇して左から登り、3段30メートル大ナメを右から登れば簡単に越えれるところを左から登ったためかなり時間がかかってしまった。(1時間ぐらい)
正面に十字峡が見えて左に90度曲がると淵が続く。水量が多かったので迫力があった。そして抱返りの滝に遭遇して左から巻き、沢に戻るとナメが続き3条10メートルの滝を越えて七つ小屋沢出合に到着した。次から次へと滝・ナメ・淵が続き興奮する。そしてなんといっても開けた大きな谷は気持ちがいい。休憩をとり進んでいくと、この谷の核心ともいえる滝に遭遇する。まずは10メートルの滝。3通りの登り方があるらしいが、我々は滝の右から登るのと右のルンゼを登る方法をとった。F澤さんが滝の右から左上してロープを張った。残置ハーケンが3枚あった。次に6+7メートル2段の滝だ。ここは少し戻って右から大巻きすることにした。そしてクライマックスの3段40メートルの滝が見えた。ガイドブックの写真とは違いゴーとすごい音を出してあふれんばかりの水が流れていた。登ることは不可能ということでこれも右から大巻き・藪こぎをして落口に出た。そこは先ほどまでの連続した滝とは違い穏やかな河原だった。落ち口に着いた時からガスがかなりでて、幻想的な雰囲気だった。しばらく進み泊まれそうな場所を確保した。
晩御飯の準備をしているときにパラパラと雨が降ってきたが、なんとか焚き火も出来て暖かい夜を過ごすことが出来た。21時頃就寝。
5時に起きて予定どおり7時出発。昨晩からガスは晴れず、濃いガスの中を遡行開始。10メートル前後の滝・ナメを問題なく越えていき、8時ぐらいにようやくガスが晴れてきた。
1500メートル地点から少し傾斜がきつくなり高度を稼いでいく。沢幅もだんだん狭くなり
草付からハイマツ帯・笹薮になる。笹藪といっても藪こぎは無く、踏み後がしっかりついいてとても歩きやすい。そして1930メートル地点の池塘に出た。素晴しい景色に気分最高だった。そこで沢道具を片付け、集合写真を撮り、朝日岳ピークへ向かった。ピークには登山者と沢屋さん達がたくさんいた。
下山は白毛門経由で土合へ下りた。白毛門からは急で足にくる。私の後ろを歩いていた鬼さん 爺婆さんはよくこけていたらしい。先に下りたサルさん 桃太郎さんは我々よりも1時間弱も早かった、さすがだ。時間があればナルミズ沢を下降したかったんだけどなぁ〜。また来るか・・・。