京都雪稜クラブ - 若さ溢れるオールラウンドな活動 −京都岳連加入−
山行名 | 上越 仙ノ倉谷西ゼン |
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メンバー | L:I野(文)N村、Y田、K藤、H内、M(下京山岳会) |
期日 | 2007/10/13 |
山域・ルート | 上越 仙ノ倉谷西ゼン |
山行形態 | 沢登り |
京都駅22:00→京都東IC→菩提寺SA合流22:40→
湯沢IC→ゲート前5:30→仮眠→起床8:00→出発9:10→つり橋9:25→大根オロシ沢出合10:10→入渓10:30→東ゼン出合11:10→第一スラブ下11:40→第二スラブ下12:20→上13:45→二俣1580m地点13:50→二俣1600m地点→藪こぎ→1860地点コル14:50→平標山15:30→下山開始16:00→駐車場18:30→温泉→晩ご飯21:30→就寝23:30
起床9:00→法子温泉→10:30→上越IC→金沢東IC寿司→金沢西IC→京都東→出町柳21:30
昨年のちょうど今頃、ナメで有名な米子沢へ行った。ナメはもちろんのこと、紅葉も素
晴らしく、源頭の金色の草原はとても印象的で今でも覚えている。第二段で今年は西ゼンを計画した。3月頃から昨年米子へ一緒に行ったF澤さんと行く約束をしていたが、出発日のお昼にF澤さんから体調不良ということで断られてしまった。残念。色々メンバーが変わってこの6名で行くことになった。
湯沢IC辺りから雨が降り出した。まじで!!このまま降り続けるんだろうか。予報では曇り晴れだったのになぁ。とりあえずゲート前へ向い、5時半頃到着した。雨もさっきよりは小雨になりやみそうな感じ。とりあえず1時間寝ることにした。アラームを合わさず寝てしまい起きたら7時だった。寝すぎたと思ったけど、他の2人は熟睡してるし空はドンヨリで、眠くて起きる気がせずまた寝てしまった。次に起きたら8時だった。うわ〜1時間も二度寝してしまった。空はさっきより明るくて雨は止んでいた。遡行できそうだ、起きないと!!2人を起こしてもう一台の3人も起こしに行った。9時出発予定で朝御飯を食べて準備をした。行動時間は8時間から9時間。下山は完全にヘッドラン。
9時過ぎに出発してしばらく行くと仙の倉谷に吊り橋がかかっているので渡る。そこから
1時間弱で大根オロシ沢の出合に着いた。出合には大根オロシ沢と書かれた石塔があった。
なんてわかりやすい、メジャーな沢だけあって迷うことはない。沢の準備をして10時半入
渓した。すぐにダイコンオロシ沢の支流があり、特に問題になるような箇所は無く40分ほ
どで東ゼンの出合に到着した。途中、K藤さんにつられて滑り台をしてしまった。冷たい
〜、東ゼンとの出合で休憩をしていたらダンダン寒くなってきてちょっぴり後悔。
さあいよいよ第一スラブへ突入。谷は開けていてナメ幅は大きい。大きな一枚岩??すご
ーい、素晴しい〜。こんな地形どうやってできるんだろ。確かに雨が降ったらすぐに増水
するなぁ。みんな好きなように登りだす。Mさん、私は左から、他4名は右から。左はホ
ールド・スタンスがあって登りやすい。4名を見ると四つんばいになって、手と足でベタベ
タとおさえながら登っている。ちょっと面白い、頑張れ〜!!と思っていたらK藤さんが
ツルンと滑ってしまった、あっ!!と思ったが岩が乾いていたのかすぐに止まった。よか
った、ふ〜。それからK藤さんは怖くなったみたいで足が進まないようだ。右から左へト
ラバースしないといけないが怖くて無理だという。どうしたもんか。側にいたN村君にフ
ォローしてもらうことにした。時間はかかったものの無事第一スラブを越えることが出来
た。
そしてすぐ上には第一スラブより傾斜のきつい第二スラブが見えた。これまた素晴しい。
ナメとしては第一スラブのほうが綺麗にみえた。右の草つきから登ってトラバースしてナ
メへ戻り、弱点をみつけながらナメの中を直登する。まわりの草・葉は赤・黄と色づきと
ても綺麗だ。ナメのど真ん中で休憩をとり紅葉・まわりの山々を堪能した。ただ、寒すぎ
るのでゆっくりする気にはなれない。秋だなぁと実感した。ちょっぴり淋しい。
第二スラブを越えて1600地点の二俣を右へ進んでいくと笹薮が始まった。まぁ藪といって
も歩きやすい。道がしっかりついている。30分ほど藪の中を歩くと1860メートル地点の
コルに出た。そこは池塘がひろがり綺麗なところだった。ここで沢道具を片付けて空身で
平標山へ登った。平標山へ行きたいと思ってから3年。やっと来れた〜、満足満足。しば
らく頂上から景色を楽しんだあとは温泉を目指して下山。
平標新道からは登ってきた谷がはっきり見える。改めてすごいなぁと実感。登山道には
落ち葉がいっぱいで滑りやすい。それにだんだん傾斜はきつくなり足にくる。女性陣みん
な尻もち就いていたなぁ笑。ひたすら下って入渓点へ戻ってきた。日は暮れかけていて、
ヘッドランをつけて最後の林道を歩いた。18時半やっと駐車場へ着いた。やれやれ。仮眠
しすぎたのが失敗だったかな。でも寝てなかったらもっと疲れていたかも。今年も素晴し
い紅葉を見ることができた。来年はどこの紅葉のナメを遡行しようかな。