若狭 耳川うつろ谷

山行名 若狭 耳川うつろ谷
メンバー L:I野(文) K藤 Y田   
期日 2008/6/8
山域・ルート 若狭 耳川うつろ谷
山行形態 沢登り

土曜晩急遽山、沢にいきたくなり天気予報を調べた。北部は18時頃まで曇り予報。ぎりぎり沢にいけるかもって思ってうつろ谷へ行く事に。クライミングジムに行こうと約束していたK藤さんへ連絡するとびっくりされるがOKをもらった。そしてY田さんとも以前沢にいこうとして雨で流れたことがあったので誘ってみた。 雨が降る前に下山したかったので早く取り付きに行こうと思い前夜発しようと思ったが、あまりにも眠たかったので0時にK藤さんが私の家に来て仮眠し、翌朝4時京都を出発することにした。

6月8日 

京都出発4:00→取付6:30→出発7:00→入渓7:15→F1→F2 7:30→F3→F4 7:50→F5→第二の連瀑帯→F15 9:30→590地点の二俣→640地点の二俣→登山道13:10→赤坂山13:20→下山開始14:00→下山14:50→温泉→京都18:30

京都を出た4時頃は大雨で大丈夫かなぁと少し不安になるが、天気予報を信じてとりあえず取付まで行く事にした。湖西道路をつかって下道を走る。朝早い時間だったので車は少なく快適に進む。北部にいくにつれて雨は小雨になり知らない間にやんでいた。ほほほほやっぱり私は晴れ女!!
日帰りだから装備は軽いし楽チン。7時に出発。堰堤ふたつを越えるまでは谷沿いの道をあるく。谷にはいって少し行くとすぐにF1に遭遇。おー滝のお出まし。滝の右から登って超える。そしてすぐにF2F3と滝が続く。420地点の三俣は一番右の谷を進む。ほとんどの滝が直登できてとても楽しい。適度な緊張感もありつつ。シャワークライミングが続き全身ビショビショ。お天気も曇りかと思っていたが陽が射して気持ち良く、濡れてもまったく寒くなかった。滝が多すぎてどの滝をのぼっているのかわからなくなるくらい。F14を超えた後の穏やかなところで休憩をとった。9時過ぎだった。
休憩後のF15で初めてザイルをだした。滝の右から越えた。残置ハーケンが1個あった。超えるとナメが続く。すんなり順調に進んでいたのでお昼過ぎには下山できると思っていた。が・・・・。
570地点の右からの枝谷、590〜600地点の明瞭な二俣(1:2)を全て左へ進み650地点の二俣に着いた。大きい支流が左からはいってきた。この二俣で自分の高度計を見ると635をさしていたので、さっきの支流ではなくここが600地点の明瞭な二俣かもしれないと思い確認するために左へすすんだ。方位磁針をみると真北を向いていたので三国山へ突き上げる谷だと判断して戻った。その時に本流に戻ったと思い込んでいたら支流に間違えて入ってしまったようでそれに気づかずどんどん進んでいってしまった。支流のわりには谷は大きかったのでおかしいことに気づかなかった。ただ、地図にのってない二俣がいくつかでてくるので少しおかしいとは思っていたが右へとりながら進んだ。そしてカレ谷となり灌木となった。そして登山道を目指して南東へかき分けて進むが登山道に出会わない。おかしいなぁと思いながらしばらく歩き、灌木の上にのって稜線を確認した。すると赤坂山が見えた。えーあんなところに赤坂山が・・・人が・・・。遠い。間違えてると判断して谷に戻ったほうが良いと判断して下ることにした。どこで谷を間違えてしまったんだろうと思いながら下る。途中で気になっていた右俣に 入り尾根にのって南へ進むがまたすぐ灌木となりおかしいと思いもう一度灌木にのって稜線を確認した。今度は遠くに鉄塔がいくつか見え、後ろには三国山が近くに見えた。ここもやはりおかしいと判断して再度谷へ戻った。けっきょく少し迷った640地点の二俣まで下った。そして二俣を右の谷へ入り690地点の右からの支流に出合、左俣をいったんとったが方角が北東を向いていたので不安になり、戻って真南に向く支流を進んだ。おそらくこれがトポの奥の二俣だろう。谷は涸れて尾根に上がり進んでいくと灌木となった。灌木の上にたって確認すると明王禿と三国山が見えた。もう少し南へ進んでみようと思い灌木をわけて明るくひらけてるほうへ進むと登山道に飛び出た。おーーやったぁ。無事着いたぁ。やれやれ。
おそらく640地点の二俣で左の三国山に突き上げる谷を見に行き、戻るときに戻りきれずに支流に入ってしまったことが間違えた要因だろう。最初、どこにいるのかわからなくなったときは焦った。時間的にまだ余裕があったのと、お天気も悪くなかったのでよかった。それにしても自分がいる場所がわからなくなったときはとても不安だった。その時に思い出したのが、間違えたら元の場所へ戻ること。先日行った内鹿野谷で地図読みをして間違えた時にH笠さんがいっていた。谷に戻ることを判断した。そして最悪は谷を下降しようと思っていた。
赤坂山に到着してどこで間違えたか3人であーだこーだと話し合い確認しあった。お天気もよく山頂からの眺めを楽しんで下山した。

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F1

 

F2

 

F3

 

F4

 

F5

 

F6

 

穏やかになる

 

F15

 

<登山道へ飛び出た/p>  

赤坂山

 

下山


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