戸隠周辺の山

山行名 戸隠周辺の山
メンバー H内 S見 D口 Y田 J甲 K谷野 T久井 T代 
期日 2008/10/4〜10/5
山域・ルート 戸隠周辺の山
山行形態 無雪期縦走

コースタイム

〈高妻山〉10月4日(土)

戸隠キャンプ場駐車場7:45→ゲート8:00→滑滝・クサリ場9:05→不動避難小屋9:50→五地蔵山11:00〜11:10→八薬師11:50→高妻山山頂13:10〜13:35→八薬師14:20→五地蔵山14:55〜15:10→不動避難小屋15:35→滑滝・クサリ場16:15→戸隠キャンプ場駐車場17:00

〈戸隠西岳縦走〉〉10月4日(土)

7:30鏡池→8:00分岐の道標→8:20-8:30 1150m付近の採草地→9:50-10:10 P1尾根最初のクサリの上→11:20-11:45第一峰頂上→12:10-12-20西岳頂上→13:00-13:10本院岳頂上→14:00-14-15本院岳岩稜下トラバース後1800m付近→15:00-15:20八方睨→16:30-16:55戸隠神社奥社→17:40戸隠キャンプ場

〈戸隠高原散策〉10月4日(土)

戸隠キャンプ場駐車場7:45→ゲート8:00→(ささやきの小径) →8:50隋神門9:00→9:30戸隠神社奥社9:50→10:05隋神門10:15→(戸隠森林植物園)→10:50奥社入口11:00→(信濃路自然歩道)→11:30戸隠神社中社12:30→12:45小鳥ヶ池12:55→13:40鏡池14:40→15:30奥社入口→(さかさ川歩道)→戸隠キャンプ場駐車場16:00

〈飯縄山〉10月5日(日)

戸隠キャンプ場8:00→9:00戸隠スキー場方面分岐9:10→10:10戸隠スキー場ゲレンデ付近10:20→10:50メノー山(1748m)11:00→12:00飯綱山(1917m)12:30→12:40飯綱神社→13:20萱の宮13:30→戸隠神つげ温泉14:10

〈戸隠高原散策〉10月5日(日)

戸隠キャンプ場から周辺を3時間周遊

【報告・感想】

T久井(戸隠西岳縦走、戸隠高原散策)

9月はほとんど外に遊びに行けなかったので、とにかくどこかに行きたかった!この山行は、場所が「戸隠」だったことと、堀内さんの「このコースはクサリとかあって面白いみたいやで」という言葉に興味を持って、行ってみたくなり、参加させてもらうことにした。
 戸隠の山は、中学校の修学旅行で登って以来、来たことがなかった。中学生のころは、全く山に興味はなく、親に連れられて山に登るのがイヤでしかたがなかった。修学旅行の戸隠ハイキング(おそらく飯綱山)も、がんばって登った後のお弁当が美味しかったことしか覚えていない・・・。戸隠がどんなところだったかもちゃんと覚えていないので、確かめたかったという思いもあった。
 総勢8名の大所帯での山行だったけれど、4日の土曜日は2パーティに別れて、戸隠西岳縦走と高妻山に別れた。わたしは堀内さんと戸隠西岳縦走に。
 鏡池から、P1尾根を通って第一峰に、そして西岳、本院岳、八方睨から蟻の戸渡を通って下山。戸隠神社まで下りてきて、ささやきの小径を通って戸隠キャンプ場に戻った。7時半ごろ出発で、キャンプ場についたのは17時半ごろ。鏡池からキャンプ場まで、全部で10時間かかった。日頃の歩き不足、睡眠不足に加えて、前夜発で仮眠ができず、おまけに暑くて暑くて汗だくに・・・。標高は戸隠西岳の2053mが最高で、そんなに高くないから、夏には絶対来たくないなぁと思った。きっと暑くてヘロヘロになりそう。今回も、本院岳のあたりではやくも水がのこりわずかになってしまった・・。本院からは長いくだりと登りが続き、堀内さんと二人でちびちび水分補給。もっと持ってくればよかったと後悔。
 でも、このコースは、前情報通り、クサリやハシゴがあったりして、ちょっとしたキレットぽいところもあり、なかなか楽しいコースだった!!わたしたちの他に2人パーティ2組しか入っていなかったけれど、ハーネスを付けて、ロープを出しているパーティもいた。ある程度岩稜歩きに慣れている人は、基本的には、ロープなしで全く問題ないコースだと思う。クサリやハシゴもキレイに整備されていた。落石が気になるところもなかった。
 全体的に怖い箇所はなかったけれど、コース後半の八方睨からの下り、蟻の戸渡は高度感満載だった!蟻の戸渡は、幅1mもないやせた岩稜尾根。最初、「えっ!!こんなとこ通るの!? 疲れているし足がフラフラして絶対滑落する?」と心配になったけれど、よくよく見てみると、東側の斜面にトラバースできるように、キレイなクサリがついていた。わたしは迷わずトラバースを選択。岩稜尾根の上を通る人もいるみたいだけど、相当、心臓が強くないとできない気がした。わたしは、絶対無理だと思う・・・。蟻の戸渡が過ぎてからは、ず?っと下り。疲れていたせいもあって、長く感じて、けっこうきつかった。
 薄暗くなったなか、キャンプ場に着き、少し前に下りて来ていた高妻山メンバーと合流。オートキャンプ場だったので車を乗り入れ、暗くなったなか、みんなでテントを張って、鍋作り。鍋は、里見シェフによる「美人鍋」! コラーゲンたっぷり、具沢山。みんなでおしゃべりしながら、お酒を飲み、美味しいお鍋を囲む。幸せなひととき。お腹いっぱいに。
 翌日は、小谷野さんと二人で、ささやきの小径を通って鏡池まで散策。昨日の山歩きの筋肉痛がかなり出ていた・・。ゆっくり気ままに、たくさんおしゃべりしながらのんびり散策。たまにはこんなのもいいなぁと思った。小谷野さんとはなんと7年振りの再会。懐かしかった! 今回は、久しぶりの山歩きで、強烈な筋肉痛に・・。でも紅葉と山歩きを存分に満喫できました。久しぶりに山にどっぷり浸かることができて、気持ちがよかったです。 噛めば噛むほど味が出てくる(!?)楽しいメンバーとお天気に恵まれた思い出に残る山行になりました。ありがとうございました!

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H内(戸隠西岳縦走、飯縄山)

西岳は戸隠連峰の最高峰で学生時代から一度登りたいと、山麓を通る度に思い、去年山行計画を行ったが悪天候予想で中止となった。
今回は西岳縦走が日帰り山行のため、週末をフルに使いたいと考え、戸隠周辺への山登りを含め普段の山行では行わない整備されたオートキャンプ場を利用して、高妻山、飯縄山、山麓の散策を含めた山麓泊の集中登山とし、夜は盛大な料理で宴会もプラスした一味違った山行でした。
さて西岳縦走だが、T久井さんと登ることとなった。お互い前夜の寝不足で眠いまま樹林の下りから始まる薄暗い山道を進む。思った以上によく整備された登山道だ。沢に降り、少し上流の右岸の斜面をトラバース気味に登るとだだっ広い草地に出る。気温が高く暑い。少しガスが巻くこれからの尾根が見える。
次第に傾斜が急になり、ゆっくり歩む。熊の遊び場からは痩せ尾根に変わり、向かいのダイレクト尾根の岩壁と紅葉が美しい。
やがて鎖場が出てくる。道は非常にしっかり踏み込まれていて面白く登れる。途中2人連れ2組のパーティに追いついたが念のためザイル等の登攀具を持っておられた。岩壁の上部の急斜面のトラバースや鎖場が何度か出てきて、やがて垂直に下降する階段が出てきた。最初は一段下のホールドを頼りに1,2m下り、梯子の頭まで横に2mほど移動するが結構スリルがあり面白い。階段は簡単。その後細い高度感のある痩せ尾根を進むが足場はしっかりしている。登山道は両脇に潅木や熊笹が生えている場所が多く、高度感の割には怖い箇所はなく想像していたとおり面白い。
第一峰で主稜線に着く。西側の展望が広がる。今日は稜線の西は晴れ、東はガスで天気がはっきり分かれていて風景のアクセントとなっている。紅葉がちょうど良い頃のようで、思った以上に色とりどりで美しい。西岳は潅木が生えていてやや展望が悪いがここから高妻山が良く見える。T久井さんと最高峰で記念写真を撮る。暑いがさらに先を急ぐ。思ったより時間が掛かっている。一旦下り急な上りで本院岳へ。さっぱりした山頂であまり特徴も無い。急な下降の後、長い登りでやっと八方睨に到着。時間が遅いのか誰もいない。今日来た稜線が見えるが逆光で冴えない。
ここからは学生時代に登った蟻の戸渡を越え、足早に鎖を降りて行き、戸隠奥社に。立派な参道を途中から遊歩道にそれ、4kmで薄暗くなったキャンプ場につくが、大盛況であっけにとられた。無事高妻山登山5人、山麓散策のT代さんと合流ができた。
さて夜はS見シェフの鍋料理だ。皆で手伝い、楽しい夜のひと時を皆で過ごす。この日は高妻山グループも10時間近く掛かったし、西岳縦走も10時間掛かったので、みんな疲れた様子だ。では明日は計画した黒姫山は止めて飯縄に登ろう。
日曜は、T久井さんは久しぶりの再会を果たしたK谷野さんと散策で過ごすことなり、残り6名で飯縄山へ。飯縄山は唐松の植林の中を坦々と進んだあとスキー場に出て面白味のないスキー場を通過し、3時間で登ることができた。曇りがちで寒いが遠くまで見渡せる。山頂からは北信の山々が360度の大展望で意外にも楽しめた。昨日登った西岳や高妻山も良く見える。下山した温泉にT久井さんが迎いに来てくれ、分散集合登山が無事行えた。
今回8名での山行となったが、現地で分散し、夜はそれぞれがどんな山行だったかお互い報告をしあい、翌日はメンバーも組み替わりまたそれぞれの山へという、いつもと違った雰囲気の登山ができた。横浜から急遽参加頂いたK谷野さんはじめみなさんありがとうございました。またこのような形態の登山をしましょうね。

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T代(戸隠高原散策、飯縄山)

戸隠高原は一度行ってみたい所の一つだったもののなかなか行く事がなかったが、今回堀内さんから、声をかけていただき参加させていただきました。土曜日は単独で戸隠高原散策、日曜日は6人で飯縄山へ行ってきました。
鏡池で堀内さんと津久井さんと別れ、戸隠牧場で高妻山へ向かうグループと別れて、1人てくてくとささやきの小径を歩く。平坦な遊歩道ですれちがう人もなくゆっくり歩けて実に爽快である。隋神門に着き右折して戸隠神社の奥社へ向かうが、一直線の参道に杉の 大木が見事。階段を上って奥社へ着く。戸隠山がくっきり見えた。参道を引き返して隋神門に戻るが徐々に観光客が増えてくる。ここから森林植物園へ向かい高山植物やいろいろな混生林の中を歩く。木道が整備されててちょうどベンチがあったので小休止して、パンとカンコーヒーを飲みながらゆっくりする。それにしても普段のハイキングの時と違い、単独のせいかかなりマイペースでのんびり歩いている。しばらく歩いて今度は信濃路自然歩道を戸隠神社の中社へ向け歩く。途中戸隠西岳が周りの紅葉をバックにきれいに見えていた。中社でお参りをすませた後すぐ近くにある店で戸隠そばを食べる事にする。
今回の参加の目的の一つが戸隠そばを食べる事だったので楽しみ。そば粉で作ったそばかりんとがでてきてこれがなかなかおいしい。しばらくすると注文した大盛りのざるそばが出てくる。予想はしていたがかなりおいしかった。一気に疲れがとれ今度は朝に立ち寄った鏡池へ向かう。途中小鳥ヶ池へ立ち寄る。戸隠神社の中社はかなりの人でにぎわっていたがこの小鳥ヶ池はすごく静かでハイカーが2人来ていただけで、ぼんやりと戸隠山を眺めてゆっくりした。
それから40分程かけてハイキングコースを歩き鏡池へ着いた。朝より人が多い。それにしても名前のごとくきれいな池で戸隠の山をバックに眺めが素晴らしい。少し眠くなってきたので、どんぐりハウスで鏡池を見ながらコーヒーを飲んでのんびりした。時間に余裕があったので1時間程鏡池で昼寝をする事にした。天気も良く芝生の上で横になって池の前でいい場所が確保でき実に心地よい。目が覚めた後再度森林植物園を通って、さかさ川歩道を歩き今日泊まる戸隠キャンプ場に戻る。その後高妻山のパーティー5人と戸隠西岳に行かれてたH内さんとT久井さんと無事合流して、晩はS見シェフによる「美人鍋」をいただき楽しく過ごすことができ、ゆっくり寝る事ができた。
翌日は6人で飯縄山へ向かった。昨日は単独行動だったが今日はみんなで話をしながらゆっくりハイキングを楽しんだ。途中雪のないスキー場を歩くが人工的で味気ない。でも遠くアルプスの山々が見えさらに戸隠西岳や高妻山がよく見えた。曇ってはいたが視界が良かった。さらに山頂からの大展望がすばらしく紅葉もきれいだった。
下山後T久井さんとK谷野さんと戸隠神告げ温泉で合流して温泉でゆっくりした後、昨日 一人で行ったそばやさんへみんなで行った。2日連続でそばを食べる事ができた。
今回下山後に雨が降ってきたものの、天気に比較的恵まれてご一緒させていただいたメンバーの皆さんと楽しく過ごすことができ素晴らしい山行でした。皆さんありがとうございました。

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S見(高妻山、飯縄山)

高妻山の急登はなかなか手強かったけれど、紅葉をベストのタイミングで楽しむことができました。飯綱山は展望の良い山で、手軽に登れる割にはちょっとした高山の雰囲気もあって、近くにこんな山があったらいいのになあと思いました。戸隠高原はとても素敵な場所でした。また訪れてみたいです。

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D口(高妻山、飯縄山)

・高妻山の感想

今回、山の紅葉をすごく期待して行ったわけではなかったので、紅葉している山を見て、すごく美しくて感動しました。滑滝・クサリ場とあったので、どんなところかと思いましたが、クサリも新しく、しっかりしていたので、安心してつかめたし、さほど怖いところではありませんでした。コースタイムが8時間と、とても長く、上り下りがたくさんあり、最後の頂上へ向かう登りは、本当にきつい勾配でしたが、一不動から、十阿弥陀まで祀ってあり、番号を数えながら歩けたし、変化にとんだルートで、とても楽しみながら歩くことができました。

・飯縄山の感想

途中メノー山の山頂に着いてから、すぐにだいぶ下って、また飯縄山を目指す、アップダウンのきつい山で、この日は、ちょこっと歩けたらいいなという感覚で参加したので、メノー山からいったん降りて、飯縄山への登りが、すごくきつく感じました。頂上に上ると、結構なにぎわいでしたが、幻想的な360度すばらしいアルプスの展望を望むことができ、昨日登った高妻山も見え、高妻山から望む景色とまた違った景色を楽しむことができて良かったです。

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Y田(高妻山、飯縄山)

 天気が心配でしたが、4日はまずまずの晴れ。高妻山へはS見さん、T代さん、D口さん、J甲さん、横浜から参加のK野さんとワタクシが行くことになりました。それほど期待していなかった紅葉が途中からポッポ、ポッポとあちらこちらに見え始め、そのうち山の斜面に色とりどりの木々が張り付いた光景も見えて、それはそれは鮮やかなこと。久しぶりの見事な紅葉でした。高妻山までの行程も変化に富んでいて、見晴らしも抜群で、素敵なハイキングとなりました。その夜はキャンプ場で盛りだくさんの"美人鍋"をみんなで囲み、ワイワイガヤガヤと美味しく頂き、幸せな一日でした。
 翌日は曇天でしたが、希望者で飯綱山へ行くことになりました。前日の疲れもあり、スキー場のある山であまり気が進みませんでしたが、せっかくなのでと行ってみると、これまた素晴らしく、なんと前日に勝る360度の展望をみることができたのです。こんな山だとは知りませんでした。「せっかく来たから行ってみる」ものですね。それにしてもメノー山から一気に下らされて、また飯綱山へ一気に上らされたのには泣けました。最後はお蕎麦で締めくくりました。本当に、楽しい山行,皆さん、ありがとうございました。

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J甲(高妻山、飯縄山)

戸隠は今までスキー目的でしか行ったことがありませんでしたので、今回百名山の紅葉も満喫することができて、とても貴重な経験になりました。高妻山は、運動不足な自分にとってはかなり厳しいアップダウンでしたが、一不動からカウントアップしていく様は、西湖(富士五湖)に程近い十二ヶ岳(一ヶ岳、二ヶ岳、...、八ヶ岳、...、十二ヶ岳)と似ていて、結構楽しめました。また、ベースキャンプを基点としたダブル日帰り山行は初めてだったので、新鮮だったと同時に、キャンプ場では久しぶりにアットホームな夜を過ごすことができました。皆さんありがとうございました。

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鏡池の前で

 

紅葉と戸隠西岳

 

痩せ尾根を行くパーティ

 

第一峰(弁慶岳)山頂で

 

鏡池より

 

五地蔵岳山頂にて

 

高妻山山頂にて

 

高妻山周辺の紅葉


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