奥美濃 大日ケ岳〜天狗山〜保川

山行名 奥美濃 大日ケ岳〜天狗山〜保川
メンバー L:K浴、A木  
期日 2009/2/17〜2/18
山域・ルート 奥美濃 大日ケ岳〜天狗山〜保川
山行形態 山スキー

K浴の記録

2月17日

京都→北濃駅23:00 仮眠

A木は早朝発で、ダイナランドスキー場にてゲレンデスキーをののち、集合場所の北濃駅へ。
K浴は、夕方発で、北濃駅23時着。


2月18日

高鷲スノーパークスキー場上部08:25―大日岳09:13~09:39(休憩+コンプレッションテストなど)―大日谷源頭経由―天狗山10:51〜11:12(昼食)―稜線鞍部12:29―保川支流渡渉13:09〜13:20―林道980m付近13:49〜14:00―朝日添川林道合流14:58(板をはずす)―石徹白上在所15:13

2/18、6:00に起床し、車2台で石徹白へ。このあたりの積雪、かなり少ない。上在所の中居神社前に車1台置き、1台で高鷲スノーパークへ。
登山届をスキー場インフォメーションで提出し、8:00始発のゴンドラに。一気に標高1,500mへ。
08:25出発。ここから大日岳までは標高差200mの楽勝コース。途中南西尾根の鎌ケ峰が勇ましい。
程なくして頂上着。頂上近くの吹きだまりで、簡単なスノープロファイル。積雪約1.5m。コンプレッションテストでの判定はgood。積雪は安定。よっぽどのことがない限り雪崩ないだろう、と判断。パウダーが期待できる谷斜面を大いに利用できそうだ。
しばらくの休憩ののち大日谷側へ滑り込む。パウダーが心地よい。
少し下ってから、あまり高度を下げないように斜滑降。そしてシールをつけ天狗山に登高。
天狗山では風が強く、少し下がった林の中で休憩。
パウダーの北西斜面を緩やかに下る。適当なところから登り返し1,596m峰へ。
ここからは保川へ一気にダウンヒル、と思っていたが、針葉樹林の樹影がやや濃く、広葉樹帯の芦倉との鞍部に向けて滑降。ここもパウダーが心地よい。1,408m峰手前で保川林道に向けて下る。樹林がややうるさいが。さほどの困難はない。やがて沢の音が。
正直なところ、こんなところで沢が顔を出すとは思っていなかった。寡雪のせいだろうか。程なくして2.5万図の破線の道に出たが、小さな流れが雪を溶かし舗装された林道の上を流れている。いけなくはないが、さらに下の実線の林道からまわった方が楽だろうと判断し、もう少し下がる。実線の林道らしきところに出たが、あまりしっかりした林道ではなさそうだ。
しばらく下ると小さな沢に出くわした。しかし橋はない。しかたがないので、渡渉。何とか靴も脱がず、濡れずに渡ることができた。よくわからないが、例年ならこんなところ埋まっているのではないだろうか(あくまでも推測です)。
あとは林道を下るだけ。雪が消えませんように。その思いで、林道を滑る。というか歩く。途中流れに遮られ、たびたびスキーをはずす。へとへとに疲れた頃、朝日添川林道に合流。ここから雪はなく、上在所まで歩く。
15:13ゴール。おつかれさまでした。

地図(GoogleMaps)

A木の感想

MTGにしつこく(全くの行先未定ながら)平日企画を出し続けて甲斐があって、K浴さんからお声がけいただけ、1年振りにご一緒できる事になった。
とても嬉しい!が、山スキーというかスキー自体も1年振り、このままではいささか心許ない。
そこで連休のシフトを活かし、前乗りして一人寂しくゲレンデ練習した後、合流する事に。
車2台使えるのを活かそう、とご提案いただいたのは、高鷲スノーパークから大日ヶ岳、天狗山を経て、石徹白へ抜ける計画だ。
そういえば去年のスキー始めも大日ヶ岳で、あの時はゲレンデからちょこっとだけ足を延ばしただけだったが、北へ伸びる真っ白な稜線が半円を描き石徹白の対面に続いてる様は、憧れを掻き立てるに充分で鮮明に覚えている。
そこへ行けるというのだから、否やのあろう筈がない。喜び勇んで臨ませていただく。
しかし無事合流を果たした翌朝目覚めると、何故か背中が激しく筋肉痛。
え〜ゲレンデで軽く滑っただけだよ?今日は日帰り装備とは言えザックを背負うのに、大丈夫だろうか。。
そんな心配は、青空に映える手付かずの雪面にトレースを刻んでいく内に、どこかへ吹き飛んでしまっていた。
大日ヶ岳山頂でシャベルポンポンテストを教えていただいた後、北面の沢筋へと滑り込む。
短いながらここ2,3日で積もった新雪を味わえた。
そのままトラバースして移動したのだが、これは今まで私の意識にはない移動法だった。
自分だけだったらシールを付けたまま普通に稜線を行っただろう。
しかしこうやって重力を活かしつつ斜め移動し最後に登り返す方が、時間も早いかもしれないし、何より滑走できるのが快適である。
天狗山からもこの方法で行動し、p1596からはパウダーのツリーランを楽しんだ。
けれど保川林道へ向けての西面斜面は植林されていて思うように滑れず、しかも予想外の早い段階で沢の水音が聞こえてきた。
林道への合流点や、沢の渡渉では気を使わされたし、雪が所々途切れるその度に板を着脱したり(K浴さんは板を外さずにうまく渡られていたが)時間と体力を消費しながら林道を下っていく。
それでも山スキーの機動力はツボ足とは段違いで、天気が本格的に崩れる前に白山中居神社の車デポ地へ帰ってくる事ができた。
貴重なお休みを水曜に合わせてくれたK浴さん、本当に有り難うございました。
石徹白半円形縦走を完遂させられる日を待ち望んでおります。

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鎌ケ峰

大日ケ岳へ

大日ケ岳へ

大日ケ岳へ

大日ケ岳

滑降


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