京都雪稜クラブ - 若さ溢れるオールラウンドな活動 −京都岳連加入−
すったもんだやりとりのあげく夜中に小谷野氏、鶴岡氏を順に無事ピックアップし一路明星へロングドライブ。ハイキング部隊待ち合わせ場所の雨飾山荘を雨飾温泉側と間違えて時間をくう。申し訳無いけど時間の余裕もないためハイキング部隊の小谷野さんも明星へ。
明星山南壁対岸展望台近くの駐車場へ6:30着し高嶋&いくさんと合流。いかん!全然眠ってない。体は動くが頭が働かない。7:30準備し鶴さんをパートナーにいざ左岩稜へ。高嶋&いくさんはフリースピリッツへ。小谷野さんは河原で昼寝休息へ。小滝川の渡渉で膝上まで雪解け水をくらう。ひぇーちめたー!意識活性!目が覚めた!取りついたものの左岩稜の3P目で真正面のハルシオンルートに迷いこむ。判断力の鈍った頭で間違えたとも気付かずIII級A1なんだけどなー(ハルシオンは5.11bA0)おかしいなーとひたすらトライ!最初リードし苦戦してた鶴さんが「落ちますよー!」とテンション。衝撃でトップ支点のナッツがはずれた。次に成田取り組みA1で途中までいくもののフリー部分で何度もテンション。2m先にカバがあるのにとれない!スラブ状の足場に乗りこめない!バレリーナ並の股関節柔軟度があれば乗りこめるのに!残置ボルト抜けたんちゃうかーここに跡が?ナッツ効かせてA1で・・・いかんはずれる!と。そんな騒ぎをよそにときおりビレーヤーの鶴さんごしに河原の日陰で寝返りうちつつグッスリ眠る小谷野さんがみえうらやまし。次第に南壁の性質状、日がサンサンとあたって紫外線攻撃をくらい暑いし疲れてくるし眠いし12:30「もういいや」とそこから懸垂下降。敗退。
河原で呆然とし2人ともバタリとしばし昼寝。起床後3人で今後の方針を検討し温泉→本隊と合流とする。駐車場に戻ると、フリスピP(高嶋&いくさん)が上部でポツンと眺められる。他Pはいない。かっちょえーと眺める。最後のピッチと下山路へトラバースまで観戦。申し訳ないけど、早いとこ温泉いこーと出発。白色大仏温泉、着物お姉さんが手招きしてくれた豪華ブルジョワ温泉(1000円/人:あとで聞くと一見一風呂の価値あるとのこと、おしいことした!)などあちこち物色。結果、姫川温泉のぼろそうな旅館(なまえ忘れた、500円/人)へ。熱くて3分もはいっていられなかったが湯量豊富で性質は良。近所の酒屋でお目当ての日本酒を捜したがない。店の人に尋ねるとここから20km下った地域にあるとのこと。待ち合わせの時間が迫っていたため諦める。残念!小谷温泉側の雨飾山荘駐車場でALLメンバー揃う。いくさん登れたことで興奮し嬉しそう。雪渓が残る鎌池近くの駐車場で和風鍋宴会。最初は外だったが降雨ありテントで。ガス、12人の熱気で暑い々。自分は睡魔がおそい早々に就寝。
起床後、鶴さんと相談の結果、天狗ヶ原ハイキングをやめて左岩稜を再トライすることに。7:00取り付き。昨日より頭もクリアーになり取り付いた瞬間モチベーションアップ。1P目成田リードで草付き後Vの岩。掴んだ岩がにわかに崩れヒヤリ。2P目鶴さんリード。間違えたハルシオンルートを横目に通り過ぎ正規ビレイ点へ。対岸から雪稜メンバーが手振っており(明星山へ変更)我々のルート指示&確認ののち一般道へ行った。3P目成田リードで前傾壁V級A1。錆びたリングボルト(7つほど)にアブミかけるとき抜けるんじゃないか?とそーっと荷重をかけひやひや。ボルト間隔が短く比較的楽チンなもののひゃー恐かったー。4P目鶴さんリードでV+。セカンド成田は気楽にフリーを味わう。5P目成田リードで正規ルートの右スラブをゆく。ピンがなかったためおかしいと感じつつも、「なんとかなるやろ」と結局いけてしまい松ノ木テラスでピッチを切る。体感グレードとしてIII級ではなくIV〜V級か。後はトラバースで回り込み高度感のあるIII級カンテを快適に登り気持ち良い。念のため草付きもザイル使用。浮き石がありザイル操作など気を使う。大岩に12:00到着し無事完登。下降路は何度も偵察したが迷ってしまって目印の大木より大部上にきてしまいトラバース&クライムダウン。赤テープ貼った大木で昼食とりつつ大休止。以後、赤テープを目印に迷いつつ急斜面を下る。パイプ橋はやめて、奥の方の人が通る橋を渡り15:30駐車場着。
小谷・道の駅待ち合わせ時刻15:00より遅れてしまった。すると明星山Pから帰った小谷野さんがポツンと(残置)待っていた。尋ねると京都組は小谷野さんを下ろし30分前に帰ったとのこと。携帯通じないし仕方なしか。今から帰ると渋滞にもろはまるし時間調整兼ねてここは奮発してブルジョワ温泉に行こう!としたが燃料切れランプがともりあせる。慌てない々これがあるんだよと新兵器ナビでGSを捜す。が1999年現在情報ナビのためいざ行ってみると休みだったりつぶれていたりであてにならない。田舎道だけにGS間隔も長く不安に駆られる。やはり人に聞くのが一番確実と小谷・道の駅で店員さんに近場GSの電話番号を聞き問い合わせて情報(場所と営業時間)を仕入れる。ブル温は引き返すのも面倒くさく何よりもガス欠が心配で止めにして道の駅温泉(500円/人)で汗流し(ちょうど入れ替わりで人少なくのびのび入浴できた)、無事GSで燃料補給。JR信濃大町駅近くで「昭和軒」のソースカツ丼食おうとしたが残念ながら閉まっている。替わりに駅近くの怪しげな台湾料理屋で台湾風カツ丼(500円)食す。カツが給食鯨竜田揚げ風で香辛料がきいてちょっと辛い。キャベツの千切り敷き布団がもうちょっとあると辛さの緩衝役となってくれて良では。鶴さん:ひき肉丼、小谷野さん:ラーメン、他に皆で水餃子、ピータン豆腐、豚の耳を食す。時間をずらしたためちょこっとの渋滞で帰路につく。でも後半の運転で意識が遠のき一番の核心。もう少しで出口ICを通りすぎるところだった。川崎着は0:00。
次回はフリスピ&ブルジョワ温泉&ソースカツ丼と(お目当ての)日本酒だ。