ハイキング@横山岳(湖北)

2016年 11月 14日 | ハイキング, 奥越・奥美濃・白山

山行名:ハイキング@横山岳(湖北)
日時:2016年11月12日(土)
メンバー O崎 T柳 K川

07:19白谷登山口~08:26五銚子の滝08:41~09:42横山岳09:54~10:19横山岳東峰~11:03金居原コース/東尾根コース出合~12:01東尾根コース登山口~12:33白谷登山口

今回は今季紅葉が見れていないというK川、沢筋の登山道でキノコ狩りを目論むT柳、山も下界も楽しみたいO崎さんの3人の思惑を全て叶えようと、湖北の横山岳を目指す。

沢沿いの登山道からブナ林が優先する稜線を歩いて、下山後に酒蔵を中心に木ノ本を散策するプラン。

朝一出発して市内でO崎さんを回収、途中経由で湖西線に入って湖北に回り込む。市内からは休憩込みで2時間ちょいだ。

木ノ本の街中を抜けて、下山後のポイントに目当てをつけながら白谷登山口へ。
整備仕立というような駐車場、これから案内板を取り付けようという木の枠なんかがあったりする。

登山届ボックスも真新しく可愛らしいログハウス風。詳細な地図も入っている。
一昨年の岳人で紹介されたこともあり、登山者が増えているのだろうか。

朝御飯を頬張りながら適当に準備をして出発。
奥に見える尾根筋は橙色を中心に彩られ紅葉が期待できそう。

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登山口から目指す峰を望む

沢沿いの登山道を歩いていく、途中林道を横切りながら進んでいくと倒木にびっしりボリボリが生えている。しかし、ちょっと古め。次に期待。
少し進んで経ヶ滝。多段の見事な滝、直登できるかもって感じだ。
滝に気をとれられながら歩いていたらT柳が滑った足が水にぼちゃん、不快なり。

ふと朝陽に照らされている横の尾根を見ると本当に見事な色合いで青空に映えている。

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沢沿いの登山道を

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朝陽に照らされる紅葉

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期待できそう

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経ヶ滝

経ヶ滝を過ぎると登山道沿いの木々も少しずつ色づいてくる。
ふと倒木を見るヌルヌルテカテカしたキノコが!
まさしくナメコ!見事な形で量もそれなり、歓喜の声を上げながら必死に収穫する。目論見通りでうれしい。

ひとしきりナメコを収穫して進むと今度は五銚子の滝。多段に加え上部は二条になっていてなかなかおもしろい構成だ。
この滝を過ぎると沢筋を離れ急登となるが、ここからが紅葉の本番。

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登山道沿いも色づき始める

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ナメコ!

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五銚子の滝

ブナの黄色や橙色を中心に、カエデ系の赤も混じり素晴らしい。四方を紅葉に囲まれてまるでトンネルのよう。
何度も何度も立ち止まり見とれてシャッターを切る。
何回か紅葉は見たが今季で一番かもしれない。

思い思いに歩き、ピークに近づくと葉が落ち始める。
ピークまであと300m、頑張ってという標識があるも明らかに100m以上進んだのに次の看板はピークまであと200m(以下略)
あと100mの看板は案外近く、緩い地形に鳶だし少し進んだら開けたピークへ辿り着いた。

後で知ったことだが、昔は測光所があったようだ。
おにぎりなんぞを頬張って、倉庫の名残らしきものの上に上がり三国山などであろう奥美濃の山々を望む。
やはり山深い。沢や雪の稜線をつないで歩いてみたいものだ。

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滝上から沢を離れ急登に入る

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このあたりから紅葉が最盛期

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黄と橙

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色とりどりの紅葉に囲まれて

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黄葉のトンネル

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山頂まであと少し?

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山頂付近はすでに落葉

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横山岳山頂

さて、下山路は東峰を経由して東尾根で下ろすこととする。冬の風雪の影響は木々は細い。
少し進むと少し岩混じりの開けた尾根になり奥美濃の山々に加え金糞方面、その奥に伊吹まで見える。
琵琶湖方面を見下ろすと長浜の街や余呉湖なんかも見えていい感じだ。

東峰を経由して東尾根に入り、緩やかに標高を下ろしていく。
細かったブナの木が少しずつ太くなっていく。

ちなみに登山口で手に入る地図に急斜と書かれている箇所は白谷ルートの急登と比較するとどれも緩く、東尾根のルートの中では多少急という程度

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東峰への稜線

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奥美濃の山々

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再び紅葉区間へ

ほどなく色づいた端に彩られた区間へ再び入る。
陽当たりがいいことも相まってか、登り以上に美しい。
尾根が緩い分巨木も多く、橙色、黄色、朱色が青空に輝く。
この上ない紅葉を惜しむように標高を下ろしていく。
あっという間のような長いような時間だった。

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ため息が出る美しさ

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青空に映える

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光を透かして

さらに標高を下ろすと一瞬気持ち良く開けて、植林混じりとなる。植林の中にも巨木があった。
少し急な道を下ろして、林道に飛び出す。

ちょうど夜這い橋のところに出る。ついでなので夜這い水も見学。しかし、水はチョロチョロとしか出ていなかった。
なぜ夜這い水と言うのかはよく分からなかった。

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ススキも咲き気持ちのいい区間

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植林の中の巨木

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夜這い水

あとは、林道を30分くらい歩いて駐車場まで。
登山口の小屋を見学すると花やいろんな季節の写真があった。今西錦二の記録なんかもあった。地元の山を愛し整備する杉野山の会には頭が上がらない。
案内図を設置するであろう木枠は塗りあげられ、こらから取り付けるであろう案内板もあった。

さて、下山したあとは、会のS見さんにお薦めポイントを聞きながらお待ちかね木ノ本の町を観光。

まずは日本三大地蔵らしい木ノ本地蔵尊へ。眼にご利益があるのか可愛らしい片眼のカエルがいた。善光寺のお堂巡りのような胎内巡りを体験。日常ではなかなか味わえない真っ暗闇を手探りで歩くのは不思議な感覚だ。

お寺を巡ったあとはツルヤでサラダパンを始めパンを購入。どれも素朴で美味しそう。丸い食パンは美味しかった。

続いてメインとも言える上田酒造。七本鑓の蔵本。O崎さんは爆買いしていた。試飲できないのは残念。
さらに大幸で美味しいお醤油も買い足す。醤油ラスクやせんべいも美味なり。

コーヒーをいただきながら、モダンな滋賀銀行跡を活用した資料館により、地元のおじさんの面白い木ノ本解説を聞く。昔は真ん中に水路があり、それを埋め立てて道にしているため、旧道にも関わらず広いらしい。

最後は本当に角にある角屋でスイーツを購入。少し待って買った棒のシューは素朴で美味。

こうして木ノ本を満喫して京都へ帰り、アイゼントを終えたI村閣下たちと合流し、会のTさんの中華料理屋で大宴会!
素晴らしい締めくくりで完成された山行となった。