例会山行?@大峰 池郷川本谷

2009年 6月 19日 | 例会山行, 沢登り, 紀伊半島

09年度から始まった例会山行。目的は、普段あまり一緒に行かないメンバーとパーティを組み、会員間の親睦を深めること。今回は、沢や縦走や日帰りのプランが組める山域ということで大峰の釈迦ケ岳が選ばれた。各ルートから登り、2日目の昼に釈迦ケ岳に集中することになった。最終参加者は総勢23人、パーティは以下の6隊となった。沢ルートは釈迦ケ岳の西面と東面で考えることができたが、下山後の回送のことを検討して東面のみで計画をたてることにした。

A沢登り:白川又川ワル谷:S木L、T嶋、K日
B沢登り:白川又川大黒構谷:N村L、H笠、H岡、K田
C沢登り:前鬼川孔雀又川右俣:F澤L、T井、S築、Y田
D沢登り:池郷川本谷;I野L、S藤、Y本、K阪
E縦 走:弥山?大日岳:F田L、M田、K山、K下
F日帰り:釈迦ケ岳ピークハント:K西L、O村、H井、A木い

6/19
京都駅22:00→上北山の道の駅 仮眠
京都駅でF班とB班以外が集まった。道の駅につくと、B班は既にテント張って仮眠していた。

6/201
起床4:30→出発6:40→本谷入渓10:00→テント場1030付近14:00→就寝18:00
2日間の天気は雨もよう、初日にできるだけ高度をあげておきたかったので早めに出発。白谷池郷林道をすすんでいくと、ゲートがあって車が1台既に止まっていた。我々もそこに止めて出発。ゲートを越えて大又谷への下降点を探す。トポには火の用心と書いた看板が目印とかいてあったが、それらしき物がみあたらない。踏み跡らしき道をみつけたが、大又谷出合いからかなり離れてしまい、トポと違ったのでいったん駐車場へ戻ることにした。火の用心の看板が無いか、ゲート手前を見に行くことにした。下れそうな道をみつけて、側には火の取扱い注意の看板があった。この看板があってるかわからないが、そこから下ることにした。大又谷にはすぐに着いて右岸を少し下るとゴルジュが見え始め、もとの大又谷出合いに着いた地点に戻って左岸に渡り、踏み跡らしき尾根を登って(本谷の右岸沿い)、池郷本谷へ下る小枝谷を探した。すぐに小枝谷をみつけることができると思っていたがここから苦戦した。2時間ほど尾根をトラバースしてやっと本谷におりることができた。(ところどころに色テープがあった。)トラバースしながら本谷を見るとゴルジュや大滝が見えて、まったく下りれそうになかった。最悪駐車場へ戻ることも検討したが無事に入渓することができた。
本谷は川幅いっぱいのナメがひろがり美しい。難しい滝がでてくることはなく、ひたすらナメを歩く。釜が何度かでてくるが、寒くて浸かる気がしない。11時半頃、あまりにもナメが綺麗で滑り台をして遊ばなくては?と思い、やってしまった。Y本さんには嫌だと断られたが、無理矢理誘ってあそんでもらった笑。もっと天気がよくて暑かったらよかったのに。それからはもくもくと歩き12時頃この谷唯一のゴルジュに出合う。奥には滝が見える。ゴルジュを泳いで見に行ってみたいが、寒くてこれまた諦めた。10m滝の上には5m滝があるらしく、左岸のルンゼから取付いて上の5mの滝も一緒に高巻いた。谷へは15m懸垂をして戻った。ここを過ぎると谷は穏やかになり、テント場を探すのみ。右岸からのケヤキ谷を過ぎて、快適そうな中州を発見し少し早いが初日の遡行を終了した。雨がきつく降る前にツェルトをたてることができた。とりあえず焚き火の準備をするが、次第に雨はきつくなり傘をさしながら火をおこした。なんとか火はついたものの枝が雨でぬれてうまくいかない。ツェルトの中で晩御飯の支度をして、けっきょく焚き火は諦めてタープの下でご飯を食べた。K阪君が用意してくれた鰻玉丼とオクラ&トロロ丼美味しかったぁ。K阪君がスーパーで買った秋刀魚も焚き火でなんとか焼けて美味しかった。雨で焚き火ができなかったけど、美味しいご飯たべたら気持ちが落ち着いた。濡れた身体でいるのも寒かったので、着替えてシュラフに入り、することもなかったので18時に寝た。夜中、雨は降り続いた。他のパーティはどうしてるのだろう・・・と思いながら寝てしまった。夜中0時頃、タープにたまった雨がはじける音で目が覚めた。朝おきてタープを見ると大きくやぶれててビックリ!!

6/21
起床4:00→出発5:30→天狗岳8:10→釈迦ケ岳10:20→集中11:50?12:40→下山18:00→京都
雨なので他のパーティも早くくるだろと思い4時起床。雨はやんでいた。朝ごはんをつくろうと思ってガスカートリッジに火をつけようとすると火がつかない。あれ?ガスあまってたはずやのに・・・。焚き火ができるかもしれないと思って新品のガスをもってきてなかった。残り少ないガスだったので初日の晩はケチってあまりつかわなかったのに・・・。朝ご飯がつくれない。仕方がない、朝ごはんは自分達の行動食と朝食用にもってきていたウインナーとなった。温かい飲み物が飲めなかったのはさびしかったかな。次回からは気をつけよう。
5時半に出発して平凡な谷をすすむ。傾斜は緩やかでなかなか高度をかせぐことができない。高度計をみると1100m。1070m地点の二俣、池の谷をすぎたと思っていたので本谷の左俣と思い進んでいった。左俣に入るとだんだん傾斜は増して谷は狭まる。最後まで小滝がつづいた。落石に注意しながらルンゼをつめて尾根にのった。尾根は泥で滑りやすくてとても歩きにくかった。視界はひらけて大峰の山々が背後に見え、雨にぬれた木々の緑がとても綺麗だった。尾根にのってから30分ほどで稜線に出た。そこは天狗山直下だった。あれ?本谷を詰めたはずだったのに。ここで初めて池ノ谷を詰めたことがやっとわかった。あの二俣で間違えたのか・・・。あ?やってしまった。
天狗山で記念撮影をして集中する釈迦ケ岳にむかった。稜線はとても綺麗で、大峰縦走をしたことがなかったのでとても新鮮だった。下山道との出合い太古ノ辻に荷物をほとんどデポして釈迦に向かった。そして釈迦に10時過ぎに到着。あれ?一番のりぃ?誰もきてない。少しはやかったかと思い待つことに。11時になっても誰もこない。おかしぃなぁ。雨だったから早く来るはずなのに・・・。シーバー交信をすることになっていたので用意をする。実は11時から交信開始だったが、すっかり11時半からと思い込んでいた。20分頃早めに電源をいれる。するとA班から交信が入った。釈迦への登り返し地点にいるとのこと。交信ができて安心した。そしてしばらくするとE班からも交信が入った。C班を呼んでる様だ。私達は?と思い交信すると「お前は呼んでない」と言われ、え?こりずに釈迦にいることを伝えるとA,B,E班は一緒にいるとのこと、初日の晩に楊子ノ小屋で偶然一緒になった様だ。なるほど、早くいってよぉ?。てことは、C班だけがわからないのか・・・。大丈夫だろうかと不安になる。何か事故でもあったのか。11時50分頃3班がやっとやってきた。わ?い!!待ってました。H岡さんが捻挫した様で少し大変だったのかな。でもなんとか歩いてこれたみたいで良かった。そして12時すぎだったかC班とも交信がとれた。何故か下界にいるようだ。F班もお天気の心配があったが釈迦にむかってることがわかった。12時40分、F班が到着して予定どおり全パーティが集まった(C班以外)。すばらしぃ?。釈迦ケ岳で集合写真を撮ってから下山となった。H岡さんの足のこともあったが、なんとか無事下りてこれた。黒谷の吊橋でC班に無事出会えた。S築さんが途中で捻挫したらしく、初日中に下山した様だ。大きい事故じゃなくてよかった。全員が無事集まり温泉へむかった。
初めての例会山行、各パーティ色々あったが無事釈迦ケ岳で集中できたことはとても良かった。また、なかなか一緒に行かないメンバーでパーティを組むことができたのもとても新鮮で良かった。第二回にむけての課題もたくさん出来たので、改善しながら集中山行を続けたい。

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