アルパイン@鈴鹿南部 鬼ヶ牙
2017年 11月 15日 | 無雪期岩登り, 鈴鹿山行名:アルパイン@鈴鹿南部 鬼ヶ牙
日 時:2017年11月12日(日)
メンバー: H岡 K川 Sモア
ルート:08:20スタート地点~08:25取り付き~10:151ピッチ終了点~左スラブ合流点~5ピッチ終了点~6ピッチ終了点~東峰~14:57鬼ヶ牙登山道入口14:57ゴール地点
土曜日は休日出勤だったため、日曜日帰りでどこへ行こうか検討した結果、ずいぶん前に計画倒れした鈴鹿南部の鬼ヶ牙のアルパインルートにいってみようという話になる。
山岳会のH岡さんも加わり3名で鬼退治へ。
石谷川へ沢登りへ行った時同様、石水渓へ向かう。
石水渓谷キャンプ場の駐車場より少し進んだところの道脇に適当に停め、準備して出発。
100mくらい歩いたテープで目印がついた登山口らしきところから入山。ボーっとしてるとスルーしてしまうかも。
歩いて5分もしないうちに視界が開けてスラブへ出る。
ボルトや終了点がしっかりと整備されていて快適に登れそう。
右スラブと左スラブがあり、見た目手強そうな左スラブを登ることとする。
さっそく準備してsamoaリードで登はん開始。
1ピッチ 40m 5.8~5.9
スラブを真っ直ぐ登っていく素直なルート。
途中3ヶ所ほど立っていて難しい箇所がある。
スメアリングでスタンスを信じながら登る。
30mくらいのところにある1つ目の終了点の上が立っていてホールドスタンス少なめ。
A0すればそれなりに登れる。
灌木帯の中に終了点あり。
2ピッチ~3ピッチ 25m+15m Ⅱ~Ⅲ
1ピッチの終了点から右手のほうのチムニー状を抜けて先にある落石ネットの上端を左にトラバースして岩尾根の左に回り込んでいってルートが何回もまがりそうだったので一旦ピッチを切る。
そこからさらに尾根の側面をトラバースして登りやすそうなところで尾根上にでると右スラブとの合流点。
右スラブから登ってきた人たちがいた。
聞いてみると大阪の山遊楽会の人たち。ここに来るに当たってネットで参考にさせていただいた人たちだ。
聞くと右スラブは左よりも優しいものの4ピッチずっとスラブの登はんとなり、途中人工ルートもあるそうだ。
次来るときは左スラブで足慣らしをして懸垂で降りて右スラブを登っていくなんていうのもよさそうだ。
4ピッチ 30m
藪の中の踏み跡歩き。大岩を右手から木登りで越えて、落石ネットを越えたところでピッチを切る。
木登りがちょっと微妙なこと以外は問題ない。
5ピッチ 45m Ⅲ+
4ピッチの終了点灌木帯を抜けて、青空に聳えるピナクルにザイルを伸ばす。
実質ロープが必要なのはピナクル部分25mくらい。ランニングは灌木。
最上部を左手に回り込んでトラバースするところがちょっと怖い。
ピナクルを回り込むことで少しザイルのの流れが悪い。
4ピッチ目の終了点からビレイしたが灌木帯抜けたところまで歩いていってビレイすれば良かった。
6ピッチ 30m Ⅲ
5ピッチの終了点から20mほど歩いていくと先程より規模は小さいが再びピナクルが現れる。
左手をトラバース気味に抜けられそうだが、せっかくなのでリッジ沿いに行くこととする。
難しさはないが脆いので表面がボロボロ剥がれる。
頂点から少しクライムダウンして終了点。
登はん部分はここで終了。適当に装備をしまいこみ靴を履き替えて東峰へ。
ピークからは伊勢湾まで一望できてなかなか気持ちがいい。
石水渓沿いの森もちらほら紅葉しはじめている。
終始快適な登はんとはいかなかったが、青空のもとわしわしと登ることができて楽しいクライミングだった。
さて後は道を下ろすだけ。道のついている尾根上には時折開けた岩稜が出てきて気持ちがいい。
鬼ヶ牙の本体はカットして、沢沿いに入ってからは一転苔むし、小さいながらゴルジュなんかもあっていい雰囲気。
一時間ほどで登山口へたどり着き10分ほどで駐車場まで。
行き帰りともにアプローチが短いのは魅力だ。
ルートは少ないもののスラブとアルパインの足慣らしの練習には持ってこいという印象。
来年の春にでもまたこようかな。