ハイキング@台高・中奥川から明神岳周回
2010年 11月 14日 | ハイキング, 紀伊半島 明神平周辺はブナの森が美しく、何度も通っているが、中奥川流域からはまだ一度も登っていない。
今回、中奥川の林道終点から気楽に登ってみようと計画した。
【行程】行動時間 5時間40分 天気 曇り
中奥川林道駐車地9:40→12:20稜線手前のブナの平坦地12:50→明神岳13:00→13:10笹ヶ峰手前の鞍部13:55→瀬戸越14:00→15:20駐車地?
林道終点の7,8分手前だろうか、落石のある地点で車止め。
終点から河原に降りる。
正面の尾根の上方に見えるブナ林が綺麗に見えている。
気に入ってこの尾根を上ることにする。
みなさん異論なし。
末端からの取り付きはきつそう。
ならば左の沢を少し上がってから鞍部に斜上する。
鞍部から急な斜面を適当にジグザグを描きながら登る。
散った黄色の葉っぱが地面を一面覆い、綺麗。
地形図の1,098m標高点で一息つく。
気付くと周りの紅葉もなかなか綺麗。
ここから緩くて広くなった尾根をそれぞれ好きなルート取りで上る。
ブナ林が次第に卓越いてきて、下草も無く快適だ。
やがて平坦な落ち葉の敷き詰められた平らな面に出た。
稜線の100m位下の大きなブナの木に囲まれた素敵な空間。
通り過ぎるにはもったいない。
みんな、だらりーんとして座り込み。ふかふかの落ち葉の布団が心地良い。
ブナを愛でながら雑談。今日は時間をあまり気にしないで過ごそう。
30分余り休んで何となく出発。適当に登ればそこはぴったり三ツ塚のピークだ。
稜線は風がある。今日は寒いのは嫌だな。
これからはいつもの道、明神岳はそのまま通過。笹ヶ峰の方に下る。
笹ヶ峰の手前の広い鞍部が気に入り、ここで大休止。
紅茶を沸かし、うまい茶菓を食べ、まったりする。今日は休憩の多いお歩きだ。
T口さんの笛の音が静かに山に木霊し、厳かで落ち着いた素敵な時間を過ごす。
ここのブナ達もきっと珍しい声に聞き惚れていることだろう。
そろそろ行こうか?
瀬戸越の旧道は分岐に標識がある。
道について下りていくと急なところに出た。
右寄りからちょっとした岩場の基部を廻って尾根に復帰。
旧道は下るほど道形が分らなくなってきた。
1,110m辺りの平坦地は木が無く、向かいの木ノ実矢塚や薊岳の見通しが良い。
しかし、雲が多く冴えない色だ。
植林帯になり、強引にそのまま下って林道の終点に降り着き、一周となった。
今日はわずか5時間半程度の気軽な山歩きだった。
またひとつ知らなかった台高の一面に接することができみな満足そう。
帰路の中奥川の紅葉もところどころ絵になる風景だった。