沢登り@台高 東俣谷
2018年 6月 1日 | トップ画像, 沢登り, 紀伊半島沢登り@台高 東俣谷
日 時:2018年5月27日(金)夜発~28日(土)
メンバー:I村 K田 Sモア H岡 K川 O崎 T橋ゆ M車 Y崎 H原 N部 T町 S林 N部 N野
ルート: 06:52スタート地点-07:58不動滝08:18-08:38夢幻滝09:12-09:50下二俣-12:00上二股12:10-12:50林道13:10-14:10ゴール地点
今週は所属する総勢15名で台高の東俣谷を訪れた。
清流茶屋に集合し、入渓点に向かう。アユ釣り解禁なのか渓谷沿いには釣師が多い。
下山で使う林道に車を配車し、適当に準備をして、いざ出発。
人数も多いので3班体制だ。
ぞろぞろと沢を進んでいくといくつか小滝が出てきたのちに、釜持ちの2段15mが出てくる。
この沢では唯一泳げるところだそうなので早速行水。水も冷たくなく気持ちがいいくらい。
泳いで取りつけば直登は容易だ。他メンバーは右岸から簡単に巻く。
続く3段30mも浮石、落石に注意しながら右岸から巻いて進んでいく。名のある滝ではないが女性的で美しい。
水と戯れながら小滝を二つくらい越えていくと、巨大な不動の滝が現れる。
3段60m,ここまで大きい滝は久方ぶりなのでテンションが上がる。
写真撮ったり、滝壺で修行したりして楽しむ。
巻きは左岸から。微尾根を登っていき、岩壁にぶち当たったら右手のほうの少し登ってうっすらバンド状のところを登っていくと丁度滝上に出ることができる。
再び小滝を2,3こなすと夢幻の滝が目の前に現れる。
3段50m,落差では不動の滝に劣るものの、上部は男性的、下部は女性的と水量と美しさでは夢幻の方に軍配が上がる。
見事な滝をバックにみんなで集合写真を撮る。
巻きは右岸から。ルンゼを詰めていくと狭まった先が5,6mほどの岩壁にぶち当たるのでザイルを立ち木にフィックスして後続は確保。
立ち木からはバンド状を進んでいき滝を一つ越えて巻きは終了。
落石とバンド部分が落ち葉で滑るので注意が必要。
小気味良く滝は続き、続いて15mの滝。
左岸を直登するのだが、出足と中段がちょっとツルッとしているのでここもザイルを立ち木にフィックスして登る。
トタン板を見送って下二俣を左にとって進むと二段の滝。
一段目はさくっと越えて二段目は右岸巻き。巻きも楽勝。滝上には石屋跡があり大休止。
今回はなかなかヒルが多く休憩中も気が抜けない。時折悲鳴を聞きながらの休憩だ。
ここからもちょっとしたゴルジュに滝が懸かる。
10mほどの滝は右岸から巻く。ちょっと高度感はあるものの、灌木などのホールドは豊富。
続くは2段8mの滝。これはザイルをひいてシャワークライム。倒木にフィックスする。
水飛沫をあびながらこれぞ沢の醍醐味といった感じだが、若干寒かったようだ。
その先には堰堤状の滝は左岸右巻き。いるかいらないか迷ったが、岩棚をロープを出して越える。
もうそろそろかと思いきやまだまだ滝は続く。くの字の滝も右岸巻き。容易。
なんかちょっとした釜を持った滝でへつりクイーンがどぼんしたりして上二俣を見送ったらあとは少し開けた源頭まで登り林道に飛び出す。
コンパクトな範囲に滝が凝縮され満足の沢だった。
沢足袋を解除すると何人からかヒルが出て来てまたもや各所で悲鳴。
あとは林道を下るだけ。キイチゴ食べたりルリセンチコガネを観察したりしながら途中から踏み跡に入ってショートカットルートを行く。
先行四人がショートカットをスルーしておりメンバー四人が離れてしまう。
下で合流するだろと軽く考え、急な尾根道を下ろし配車地点まで。
車を回収しに一旦下におりて、再度車にのれなかった分を広いに戻ってくるもスルーメンバーはおりてこず。
少し不安がよぎったが、少しすると降りてきて一安心。
悪路の林道を転がりおりて下山。
温泉は、奥伊勢フォレストピアで。綺麗でいい感じ。その後は各自車毎にそれぞれの帰路についた。