沢登り@比良 八池谷

2018年 6月 5日 | 未分類, 比良, 沢登り

沢登り@比良 八池谷
日 時:2018年6月2日(土)
メンバー:I村 K田 Sモア H岡   T町 I塚 他1
ルート:09:16ガリバー青少年旅行村-10:30魚止滝10:41-10:56障子滝11:05-12:09大摺鉢12:13-12:29貴船の滝12:43-15:38広谷16:03-16:49大摺鉢16:50-17:08ガリバー青少年旅行村

今回は合宿に向けてトレーニングのメンバー3人に加え4人で比良の八池谷へ。
後輩のOばちゃんと山に行くのは初めてだ。
Sモアは2年連続3回目。

合宿リーダーのK田は滝を全部登ってやるぞとやる気満々なのでそれに応えられるよう気合を入れて望む。

ガリバー旅行村に駐車料金400円払って駐車場で準備をしていざ出発!
抜けるような青空、気温も上々だ。

魚止めの滝を目指す登山道を30分ほど歩いて適当に入りやすいところで入渓。
早速水に浸かってみると比良だからなのか一昨日降った雨のせいなのか、先週の東俣谷より一段階冷たい!
シャワーやちょっとした登りもあるが果たして…

入渓の気持ちよさを感じながら進んでいくと魚止めの滝が白い飛沫を上げている。
去年来たときよりも明らかに水量が多い。やはり一昨日の雨の影響はあるようだ。

早速ザイルを出してI村さんが登る。
滝壺に腰まで浸かりながら右岸を登る。上部が倒木が邪魔で少し登りにくいが全員問題なくぬける。
殿はI塚さんが半マストで確保し練習する。

少し進むと二段の障子の滝が現れる。一段目を適当に越えて問題の二段目は、少し立っているのと落ち口付近がツルんとしていてホールドはないので緊張を強いられる。
ザイルを出して慎重に突破。途中、カムで支点を取ることができた。

続いて空戸の滝。一段目の斜滝は適当にへつりぬけて二段目。
泳がなければ取りつくことができない。思いきってばしゃばしゃ泳いで全身びしょ濡れ。これぞ沢の醍醐味といったところだがみんな寒そう。
昨年はドン付きの岩をのっこして登ったが、のっこさずに滝の水流に沿ってステミング気味に登るほうが簡単。

斜滝を一つ越えて二段の滝が迎えてくれる。なかなかの水流で迫力があり、一瞬登るのを躊躇したが、負けじと取りつくと登はん自体はわりかし簡単。
二段目はチョックストーンの滝、これも割かし簡単に登れた。

続く滝はくり貫かれたチューブのような滝。ステミングを駆使していけるかも知れないが一番手強そうでいつも登れていない。
今日に至っては激しい白い飛沫…
またしても八ツ淵の滝の完全制覇ならず。適当に巻く。

ここで八ツ淵の滝は終わり大擂鉢へ。
これまでゴルジュ収束させられていた水流が明るく開けてとても気持ちがいい。
小滝を越えるとナメが続く。美しさの点ではこの沢のハイライトだ。癒しの箇所でほっと一息。

その先に進むと再びゴルジュとなり、大きな淵を持つ滝にぶち当たる。
右岸から大きくこの先の三連瀑を巻くことはできるが一段目は頑張れば登れそうということでトライ。

水流がなかなか強いのでステミングを駆使してうまく避けながら登っていく。
スタンスを見ながら一足一足慎重に登って一段目は突破。
Sモア,I村以外は巻いたためザイルは出さなかったがハーケンは打ってあった。

続く二つ目はチョックストーンの滝。ハーケンは左岸に打ってあるがなかなか厳しそう。
右岸の側壁に逃れて越える。これも次回の宿題。

続くは4mくらいの段差で貴船の滝の前衛っぽい感じ。
ツルッとしててなかなか登れず残置ハーケンにシュリンゲで即席アブミを作ろうと思っているとI村さんのザックのなかなかからまさかのアブミが登場。
久々のアブミ登りで突破。なかなか楽しい。

そんなこんなで迫力の貴船の滝へ出て、巻いてきた組と合流する。相変わらずの迫力で見事だ。
貴船の滝は左岸の微尾根についた道を使って容易に巻く。

貴船の滝の先は七篇返しとなり、滝が続く。
最初はまたしてもチョックストーンの滝。パッと見登れなさそうだが、実は右岸から岩の隙間を抜けて登ることができる。
少しムーブの大きい中段を抜けて岩の隙間を抜ける。ザックがちょっと邪魔なので先に上に出しておく。
後続はザイルで確保して突破。

続く滝は少し逆層気味でつるんとした左岸からへつり上がり上段を抜ける。
全員で行くにはザイルが要りそう。時間も押してしたので、Sモア以外は左岸から簡単に巻く。

その先は小滝が続く。簡単なものもあれば狭いところを抜けて無理矢理登るところや釜をへつってステミングで越えたりとなかなか楽しめる。

それを越えると幻の瀧。左岸のリッジ状を登るが上部が脆いのでザイルを出して万全を期す。

再び小滝が続き二股を分けるとヒロ谷はもうすぐだが最後に3つ滝が続く

一つ目の滝は右岸から残置ロープで巻き気味に突破できる。登りにこだわるなら左岸から。
メンバーが木で足をすべらせて少しヒヤッとする。

二つ目は左岸からさくっと巻くか、巨岩にするっと乗っていくか。
何故か流芯を攻めたI村さんはアブミを出して突破。

三つ目は二股の右股にかかる滝。残置ロープを使って左岸から簡単にいけるが、流芯に近いところを登るとなかなか面白い。

これで大きな滝はおしまい。あとは少しだけゴルジュ地形を抜けると沢が開けて穏やかな流れとなりヒロ谷へ。
水流も多く、滝に挑んだ甲斐もあって充実の遡行となった。
休みがてら装備を解除。

あとは立派なスギやコアジサイを見ながらだらだら下山。
下山中はなかなか暑かった。

帰りは湖西道路の大渋滞に巻き込まれながら帰京。
T町さんの中華料理屋でお腹を満たし帰路についた。