京都雪稜クラブ - 若さ溢れるオールラウンドな活動 −京都岳連加入−
メンバー | ナカガワ(ハ) |
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期日 | 2005年5月4日 |
地域・山域 | 三重県 御在所岳 | 山行形態 | 無雪期アルパインクライミング |
昨日の廃線ハイクは、足慣らしであった。連休は、御在所も混雑が予想されるので、夜が明ける前に避難小屋を出発。この春、「無雪期のクラッシックルートは、登らない」・「フリー宣言」と、アホみたいな大きな風呂敷を広げてみたが、後悔はしていない。残置やボルトラダーに頼らないエイドを目指すためには、トレーニングが必要だ。今回は、3回目の御在所岳・前尾根フリーソロ。
今回は、報告と言うより内面的報告です。
過去2回はP7を巻いて登っているので、今回は末端からスタートすることにする。しかし、私の登攀能力では、クラックをソロすることが出来ないので、クラックの左側の少し段になっている所からスタート。段になっている所を登り、少しトラバースしてP7の頭へ。P6の基部までは、簡単な歩き。P6は、階段状を登りチムニーを通過。ガレガレのP5は、難しくないが気分的に不快なのところ。P4の長いガリーを目指していくトラバースは、岩が風化しているので慎重に通過する。ガリーを登る前に燃料補給しながら、耳を澄ますが他の声は聞こえなので、後続は来ていないようだ。
ガリーの中も、岩の剥離が激しいので簡単であるが慎重に進んでいく。あとは、快適なP3のスラブを登り、ヤグラのコルへ到着。取付きから、1時間少しで到着。以前より、時間短縮に成功。このあと、ヤグラの基部を通って登山道へ合流したが、下りの苦手な私は駐車場に到着するまでに、膝がガクガクになってしまった。
今回は、ザイルを背負わずに行きました。以前のような緊張もなく、駆け上がった感じでした。無雪期の穂高屏風の継続、奥又白からの継続を終えてから、正直に言うと目標を失ってしまった感じでした。モソモソしているうちに、時間だけが経過して焦りが出てきました。そこで、出会ったのが残置に頼らないエイドでした。このエイドルートに挑戦する為には、フリーのトレーニングをしなければ、登ることが出来ないようです。
春の宣言、「フリー宣言」・「無雪期のクラッシックルートは、登らない」、このふたつを実行するためにも、スタートとして今回のクライミングに行ってきました。
気合で前進、これから以前のように燃えるぞ。
(文責:時雨山房)