京都雪稜クラブ - 若さ溢れるオールラウンドな活動 −京都岳連加入−
メンバー | シマ |
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期日 | 2005年10月7日(金)夜〜11日(水) |
地域・山域 | 山口県 東鳳翩山ほか |
ルート | 長府駅前交差点〜秋芳洞〜東鳳翩山〜宮野駅 |
山行形態 | 無雪期縦走 |
新山口 7:07(JR¥950)8:05 長府8:10長府駅前交差点 8:25R491分岐 9:40小月 10:00県33号分岐 11:40湯谷温泉 13:55美祢西IC 15:40祖母ケ河内駅付近の会社のグランド
長府駅前(8)県33号(7)湯谷温泉(6)美祢西IC(8)祖母ケ河内駅付近幕営地
29k 7時間30分
6:20 6:50南大嶺駅 7:30美祢市R435 10:40県32秋吉 11:30秋芳洞 12:40R490分
岐美東 13:30R435分岐植竹 13:50R435の旧道上に幕営
幕営地(2.5)南大嶺駅(2.5)美祢市(13)秋吉(4)秋芳洞(4.5)美東(3.5)植竹(1)幕営地
31k 7時間30分
6:20 6:50景平 8:15西鳳翩山登山口 8:55油ノ峠 10:00地蔵峠 10:30東鳳翩山734m 11:20登山口 11:30県62号 12:30県204号 13:00宮野駅
幕営地(2.5)景平(6)西鳳翩山登山口(1)油ノ峠(4)地蔵峠(1)東鳳翩山(3)登山口(1)県62号(5)県204号(2.5)宮野駅(JR)湯田温泉(JR)新山口駅 23:14(阪急高速バス) 〜
登山道9k+17=26k 6時間40分
〜05:51 三宮(JR)京都駅〜お仕事
前回とうとう本州に上陸した。鹿児島、宮崎、熊本、大分、福岡。そしてようやく6つ目の県となる山口である。九州を北上してきたが、ここからしばらく近畿地方までは東方への縦走となる。この中国山地がなかなかくせものである。大山、蒜山、氷ノ山くらいしか山の名前を知らない。おまけに、どれにも登ってたことが無い。中国山地の真ん中に街は無く、日本海側、瀬戸内側のどちらかから山へ入り、また下山をする。有名な山が少ないということは、当然交通の便が悪い。しばらく地図や時刻表とニラメッコを繰り返した。どの山も知らないので、特に目標が無い。とりあえず海岸から離れ有名な秋吉台方面へ向かう。まだ昼前であるが湯谷温泉に立ちより、温泉付きの「おまかせ定食」(¥1000)を食べて温泉につかった。3時間ほど歩いた所に大きな会社のグランドがあった。休日なので1台の車も止まっていない。勝手に侵入し人気が無いグランドの奥のほうに幕営した。しばらくすると電車の音にビックリした。なんと真横に線路が走っていたのだ。1両のカワイイ電車がときどき走る。月明かりの中を走るロ−カル線を眺めながら焼酎一杯。
美祢市までは細い田舎道であったが、一挙に交通量が増した。秋吉に近い小さな峠で10トントラックが止まった。「のんねえ、のんねえ」と声を掛けてくれた。10トンはとても魅力的で、またの機会に乗せてください、「毛利運輸のおっちゃん」。秋芳洞の観光客にウンザリしながら秋吉台を目指す。ところが、すぐそこという所で全面通行止めになっていた。約5〜6キロの遠回りが必要だと言われた。明日の帰り道を考えれば10〜12キロの遠回りになる。そうとうな時間のロスとなるので、諦めて先へ進む。9キロほど進んだところから山道になる。道路のあちこちに通行止めになっている旧道がある。この旧道の中にテントを設営。夜中に獣の足音がして気持ち悪かった。
やっと今日、本州で最初の山に入る。国道を上りながらどんどん進むと北側に鉄塔やアンテナが数多く立つ山がある。西鳳翩山である。東鳳翩山より少々高く、こちらが主峰であるが山頂まで車道があり登る気にはなれない。鳳翩山トンネルを過ぎ少し下ったところに集落があり登山口の標識が立っている。少々上り返し集落の終点に獣よけの柵があり、ここが西鳳翩山の登山口である。沢沿いに40分ほど登っていくと突然車道に出る、ここが油の峠だ。これが西鳳翩山まで続いている山頂への道である。折り返すように登山道を進み5分ほどで獣の檻に出くわした。猪用の檻だろうか?えげつなく獣臭い。しかしこの道は間違いで西鳳翩山登山口へ続いているようだ。再び上り返し油の峠から東へ向かう急な道を登ると、これが東鳳翩山への縦走路であった。快適に小さいアップダウンを繰り返し50分程度進むと大きな下りが多くなり地蔵峠へ着く。ここからは階段状の登山道をのぼっていくと綺麗な草むらの山頂に着く。縦走路は誰にも会うことも無かったが、山頂は家族連れなどでにぎわっていた。瀬戸内海が一望でき360度のパノラマはなかなかのものである。水さえあれば何箇所かテントは張れそうだ。風が強く、気持ちよくベンチでしばらく休憩した。うそも方便とはこの地方にある方便と言う集落の名前から来た言葉だそうだ。地図を眺めていると、この山とは別のもう少し低い山で東方便山、西方便山というのが山口にはある。今後の予定がいまいちハッキリしていない。次はどこの山へ登ろうか…、そんなことを考えながら宮野駅に到着。駅が図書館のようになっている。なんか風情のある駅であった。3つ程駅を戻り湯田温泉に入浴。ツルツルのお湯でワシを磨いた。なかなか良いお湯であった。