奥美濃 日照岳(山スキー)

メンバー ハタヤ、ニシムラ
期日 2006年2月10日(金)夜〜11日(土)
地域・山域 岐阜県 奥美濃 日照岳
ルート 国道156号福島保木トンネル南東駐車スペース〜1534ピーク〜日照岳(1751)を往復
山行形態 山スキー
文責 ハタヤ

コースタイム

2006年2月10日(土)

22:00 京都駅
22:50 京都東IC(京都東〜荘川 有料道路使用)
25:10 荘川IC
25:10 道の駅荘川
25:30 就寝

2006年2月11日(日)

5:35 起床
6:30 道の駅荘川 出発
7:05 登山口(国道156号 福島保木トンネル南東駐車スペース)到着

7:30 登山口出発
10:00頃 1160ピーク北西
11:10頃-11:25頃 1534ピーク
12:00-12:30 日照岳山頂(1751)
13:20 登山口

15:00-15:30 高山市内大衆食堂「国八」
17:30-19:00 平湯温泉「ひらゆの森」
21:00 就寝

報告と所感

出発まで

御母衣ダム左岸の小さなピーク、日照岳。
スキーを使えば日帰りでお釣りが来るほどのほどよい行程、国道のすぐそばから取り付ける至極便利なアプローチ。
いつか深雪の時期に、との思いをようやく実行に移す機会が訪れた。

2006年2月11日(土)

6:30 道の駅荘川 出発
東海北陸道は高鷲より北でチェーン規制がかかっていた。荘川ICのすぐそばの道の駅で仮眠。起きたとき外気は-2度。エアコンを回し窓の曇りをとって出発する。

7:05 登山口(国道156号 福島保木トンネル南東駐車スペース)到着
福島保木トンネルの入口手前の山側に数台駐車できるスペースが。先着していた山ボード4名組に軽く挨拶して先に登らせていただく。

7:30 登山口出発
国道で積雪は3m以上はあろうか。雪壁のすき間を登るように取り付く。
しばらく谷筋の南側を緩やかに進む。所々付けられた赤布を目印にしつつ沿いに効率よく高度を稼いでいく。雪の深さはくるぶしが潜る程度。

10:00頃 1160ピーク北西
1160ピークを目指して南西に進まねばならなかったのだが、緩やかに西南西に進路を取ったのがいけなかったのだろうか。尾根に乗り上げる最後の登りで斜度が急になりスキーを担がねばならなくなる。
後発の単独山スキーヤと合流、ラッセルを交代していただく。なんとも気合の入った方だと思いお話ししていると、岡山を拠点に大山・氷ノ山エリアで精力的に山スキーを実践されている方(野人さん)だとわかった。僕たちの山岳会をウェブサイトを通してご存じのようで、面映ゆくて仕方ない。(このときの山行報告で京都雪稜クラブのことを紹介していただきました)
さて稜線への登りは踏み抜くと身体まるごと埋もれてしまうトラップもあり思わぬハードルに苦笑い。先行する野人さんは軽々と難所を突破、山ボードの4名組のうち3名は登りやすい箇所を探して一度下られる。往生際の悪い僕たちは雪面を踏み抜かないように野人さんの取られたルートを慎重に登らせていただく。
稜線に出てから山頂までは難なくスキーで登れた。

11:10頃-11:25頃 1534ピーク
稜線上は一部明らかに雪の層ができていることが足裏の感触で確認できた。雪崩を警戒してツボ足に切り替えるか思案のしどころだが、雪面を踏み固めつつ慎重に進む。やがて小さな下りがある地点を通過、ガスで展望はないが1534ピークとみて間違いないだろう。ようやく先行する野人さんに追いつき、3名で適宜ラッセルを交代しつつ山頂へ。

12:00-12:30 日照岳山頂(1751)
日照岳北東の平原状の地形をを確認すると、ほどなく日照岳の標識が姿を現す。あいにくのガスで展望も視界も心許ないがもときた道を帰れば迷うことはあるまい。野人さんと山スキーメーリングリスト界隈の話で盛り上がる。いや、山の世界って本当に狭いなあと思いました。
さあシールを外して滑降開始。粉雪とたとえるにはやや重めに感じられるが深雪はやはり気持ちがよい。ニシムラ君、深雪でダンスするように下っていきます。野人さん、雄叫びを上げて消えてしまいました。例のごとく僕は転けて雪まみれに、やはり修行が足りません。1534ピークから進路は北東から東へ。ここから複数のシュプールが。おそらく山ボードの4名組はここで引き返したのだろう。登りで難儀した稜線への乗越はいつの間にかショートカットしてしまったようだ。沢筋を緩やかに下ればもう国道が見えてきた。

13:20 登山口
登り4時間半、下り50分。下りはやはり速い。

さて明日は奥飛騨である
高山の大衆食堂「国八」で労をねぎらい、平湯温泉「ひらゆの森」でゆったりくつろいだ後、平湯バスターミナルで車中泊とする。

行動中の写真

無記名:ハタヤ、Y:野人さん

 

トンネルの手前に駐車スペースがある

 

1534ピークを過ぎて:Y

 

山頂手前。視界はない:Y

 

日照岳山頂。小さな看板が:Y

 

おっ、とっ、と:Y

 

深雪に舞う:Y

 

お世話になりました


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