京都雪稜クラブ - 若さ溢れるオールラウンドな活動 −京都岳連加入−
メンバー | ハタヤ、ニシムラ |
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期日 | 2006年2月12日(日) |
地域・山域 | 岐阜県 飛騨 輝山(てらしやま) |
ルート | 国道158号平湯トンネル西方駐車スペース〜南尾根〜輝山(2063) を往復 |
山行形態 | 山スキー |
文責 | ハタヤ |
5:35 起床
7:00 平湯バスターミナル 出発
7:10 登山口(国道158号 平湯トンネル西方駐車スペース)到着
8:30 登山口出発
9:00 南尾根取り付き
9:30 鉄塔
11:00-11:15 輝山山頂
11:20-11:30 南西尾根との尾根合流地点、滑降開始
12:00 南尾根取り付き
12:10 登山口
15:00-15:40 飛騨金山 ぬく森の里温泉
17:30 小牧IC(小牧〜宇治西 有料道路使用)
19:00 宇治西IC
19:10 宇治駅
飛騨・北陸方面の山スキーヤーがお手軽なルートとして足慣らしに使う山がこの輝山(てらしやま)であるという。
山頂に至るまでは平湯峠からアプローチするルート(緩やかだが2回ほど登り返しがある)、やや距離が長い南西尾根(藪がうるさく経験者向けか)といった複数のルートがあるようだが、今回はまず厳冬期の奥飛騨の山を知ることを目的に、登り返しもなく距離も短い南尾根ルートから直上することにした。
5:35 起床
目覚めるとフロントガラスがすっかり凍っている。気温-9度。ワイパーも動かず1時間近くエアコンを回してようやく出発の体制を整える。
7:00 平湯バスターミナル 出発
7:10 登山口(国道158号 平湯トンネル西方駐車スペース)到着
乗鞍スカイラインの入口近くにも駐車するスペースがあったが、傾斜があるためトンネルの入口付近の平坦なスペースまで戻る。テレマーク4名組が出発の準備をしていた。
8:30 登山口出発
準備を終えてさあ出発、と行きたかったがシールが全く板に張り付いてくれない。路上の気温計は-15度を指している。これくらいの寒さになると車中泊でもシールを抱いたまま眠らねばならなかったようだ。一旦シールを外し、エアコンで暖め粘着力が回復するのを待つ。仕切り直して8:30出発。尾根の分岐までトレースを利用させていただく。
9:00 南尾根取り付き
三角屋根の建物の手前まで来たところで進みすぎたことに気づき、一旦引き返して南尾根に取り付く。4名組と思しきトレースは県道沿いに平湯峠方面に続いていた。尾根の斜度は徐々に急になり、中腹から鉄塔までスキーを担いでツボ足ラッセルに切り替える。
9:30 鉄塔
天候は雪交じりの晴れ。時折乗鞍スカイラインと朴の木平を望めるくらいには展望はある。鉄塔からスキーを履く。ここから1745ピーク付近まで、まるでスキー場を思わせる刈り込んだ真っ白な斜面が広がっている。斜度はそれほど急ではないが、時折氷の層が確認できる地帯は緩やかな方面を選んで慎重に登っていく。
少し樹林がうるさくなる1745ピークの北方を過ぎると、ほどなく輝山の山頂と南西尾根の合流点が見えてくる。南西尾根と南尾根に挟まれた純白のルンゼに吸い込まれそうだ。ここで雲が晴れて青空に。いよいよ気分は高揚していく。
11:00-11:15 輝山山頂
南西尾根との合流を過ぎ、北・東方面に向かってもこれ以上高い地点がない場所を山頂とみなす。標識は見つけられなかったがほぼ間違いないだろう。無風のくぼみで休憩、行動食を口に。スキーを脱ぐと腰まで潜るほどの雪だ。低温のためだろうか、空を舞う雪が陽に照らされてきらきら光を放っている。ペットボトルに注いできた水はしゃりしゃりに凍ってしまった。
11:20-11:30 南西尾根との尾根合流地点、滑降開始
ここでシールを外して滑り出す。雪は正真正銘の粉雪。昨日の日照岳より300m標高を上げただけだが全く感触が異なる。膝上まであろう深雪だが軽さのあまりあたかも宙に舞っているような気分にさせてくれる。降り続く雪で1時間前に付けたトレースが消えかかっていたが、ルートは南に下るだけなので迷う心配はない。鉄塔のすぐ上の斜面でニシムラ君をモデルに連写してみる。いい具合にパウダーに舞う写真が撮れた。
12:00 南尾根取り付き
鉄塔から県道までは樹林が密に茂った急斜面。ハーフパイプよろしく谷筋と尾根筋を振り子状に滑る。ここで我慢できずに雄叫びを上げてしまった。
12:10 登山口
踏み固められたトレースを漕いで車に戻る。山頂から実質45分。
帰りは渋滞が予想される東海北陸道を避けて41号線を小牧まで。途中「飛騨金山ぬく森の里温泉」で暖まった。
厳冬期の飛騨の山にようやく挨拶できたことにまずは満足した。
この奥飛騨エリア、輝山のバリエーションだけでなく乗鞍岳周辺、焼岳周辺と、より遠くに目を向ければ、さらにルートの幅は広がっていきそうだ。