京都雪稜クラブ - 若さ溢れるオールラウンドな活動 −京都岳連加入−
山行名 | 八幡平ハイキング |
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メンバー | L:I野(文) K藤 |
期日 | 2008/6/27 |
山域・ルート | 八幡平 |
山行形態 | 無雪期縦走 |
当初、栗駒山の産女川と船形山の笹木沢へ行こうと思い計画をしてバス・レンタカーの予約もして準備万端だった。この時期は梅雨で天気が微妙なので仙台付近で雨となれば青森まで北上しようとは思っていたのでサブプランとして今回行った沢も考えてはいた。 出発する2週間前に大きな地震が起きて栗駒山付近には行けなくなった。余震も続いていたので東北の山は難しいかも?と思い、いったんバス等の予約をキャンセルして東北行きを辞めることにした。ただ、梅雨時期どこへいっても雨なので、晴れる確立が高い東北へ行きたいなぁと再度思い直して出発の4,5日前にやっぱり青森へ行くことにした。地震による影響や交通手段(時間を有効的にかつ安くいける方法)等、K藤さんと分担して仕事の合間に調べた。出発ギリギリまでバタバタだった。
夜行バスで仙台までの旅が始まった。家で時間を潰すのもと思い予定時間より早く出た。京都駅に着くとK藤さんよりメールがきた。1時間も早く着いてしまって喫茶店にいるとのこと。ははは、彼女もか。なんか遠足前夜の小学生の気分。夜行バスで寝れるかなぁ。K藤さんに睡眠薬をもらったがあまり寝れなかった。
インターを降りて登山口へ向かう。食料を買い出そうと思ったがコンビニが無くて唯一あった道の駅で焼おにぎりとじゃがいもの焼餅を購入して出発した。道路の脇に車を止めて茶臼登山口から出発。出発してそうそう登山道の脇に綺麗な立派なハクサンチドリを見つけた。濃紫色でインパクトの強い素敵なお花。八幡平は花の百名山らしい。ここ最近の山行は岩や沢が多くて、めっきりハイキングなんてしなくなっていた。また、お花を求めて山にいく機会なんてほんとに無くなっていた。岩手山の眺めが素晴らしいと書いてあった茶臼岳頂上へ到着。ここからの景色は広大な湿原と山々が見えて素晴らしい。
この山を登ろうと思ったきっかけは、K藤さんがシラネアオイを見たいということで行くことになった。しばらく進むとハクサンイチゲやヒナザクラが咲いている湿原に着いた。白色の小さな花がたくさん咲いていてとてもかわいい。こんなのんびりイキングもたまには良いなぁと感じた。すると薄紫色の大きな花びらをつけたシラネアオイを見つけた!!これがシラネアオイかぁ。色は薄く目立たずこっそりと3個ほど咲いていた。K藤さんとても嬉しそうだった。おばさん、おじさん達とすれ違いどんどん進んでいくと八幡沼のある大きな湿原に着いた。木道が整備されていてちょっぴり観光化された雰囲気もあるが、広大な山や湿原を見るととても気持ちが良かった。八幡平の頂上もこれが頂上?て感じで少しがっかりしたがとりあえず記念撮影して、八幡沼まで戻ってお昼御飯を食べて下山した。
八幡平頂上口から10分ほどバスに乗り茶臼登山口へ戻ってきて、秋田で有名な乳頭温泉へ向かった。2003年春に一人旅で来たことがあった乳頭温泉にまた来ることが出来た。ここの温泉は大好きで再度訪れたいなぁと思っていた。その中の黒湯温泉で汗を流して角館市へむかった。郷土料理キリタンポと比内地鶏を食べてから翌日の食料を買い出して森吉山付近へ向かい道の駅あなで寝た。